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培養の後始末の仕方の疑問 トピック削除
No.1048-TOPIC - 2008/04/28 (月) 19:09:40 - 培養
細胞培養の後でディスポのピペットや古い培地をコンタミなどしていないにも関わらず、バクテリアの実験のときと同じようにオートクレーブなどして完全に滅菌(もともと無菌なのに滅菌というのも変な話ですが)してから廃棄しなくてはいけないといわれるのはなぜですか。また少しでも細胞を含む培地は絶対流しに捨ててはいけないと書いてあるのを見たことがあるのですがなぜですか。排水に培養細胞が混入してもそこで長く生存して増殖するとは常識的には考えずらいのですがやっぱり有害なのでしょうか。
これはもちろんウイルスとか感染性のものを使うような実験でなくて、あくまでも普通のありふれた株化細胞を使った細胞の増殖や形態をみたり蛋白質やRNAを抽出したりといった普通の実験での話です。
 
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No.1048-8 - 2008/04/29 (火) 07:40:18 - 培養
法規制に関する情報下さりありがとうございました。勉強になりました。

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No.1048-7 - 2008/04/28 (月) 23:33:08 - T
遺伝子組み換え生物の取り扱いについては、法的には「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」通称カルタヘナ法で規制されています。この法律では遺伝子組み換え「生物」が規制の対象ですが、この場合の「生物」の定義は

第二条 この法律において「生物」とは、一の細胞(細胞群を構成しているものを除く。)又は 細胞群であって核酸を移転し又は複製する能力を有するものとして主務省令で定めるもの、ウイルス及びウイロイドをいう。

となってまして、具体的には「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律施行規則」において

第一条 遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律(以下「法」という。)第二条第一項の主務省令で定める一の細胞(細胞群を構成しているものを除く。)又は細胞群(以下「細胞等」という。)は、次に掲げるもの以外のものとする。
 一 ヒトの細胞等
 二 分化する能力を有する、又は分化した細胞等(個体及び配偶子を除く。)であって、自然条件において個体に成育しないもの

と定められています。つまり、一般的に使用されているような株化細胞は個体に生育しませんから上の第一条第二項に該当して法律の対象外です。一方、大腸菌は生物のカテゴリーに入るので規制の対象です。

今の日本ではカルタヘナ法関連以外に遺伝子組み換え生物に対する法的な規制はありませんから、法律に関する限り、大腸菌は滅菌して廃棄し、培養細胞はそのまま捨てて間違いではありません。もちろん、実際にはさらに個々の実験機関のローカルルールが関わってきます。

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No.1048-6 - 2008/04/28 (月) 22:25:33 - 培養
みなさんありがとうございました。バクテリアやプラスミドを扱う時のように、ふつうの培養細胞(ウイルスとか関係ないという実験という意味)にも処理に関して公的な取り決めとか国の指針のようなものはあるのだろうか、と探してみたのですが見つかりません。(危険度のレベルとか、この細胞はこういう廃棄の仕方とか、こういう実験に使ったものはこう廃棄しなさいみたいな。)ご存知の方いましたら教えて下さい。

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No.1048-5 - 2008/04/28 (月) 22:02:29 - Coli
大腸菌も色々な栄養要求性マーカーがついているので、実際は流しに捨てても危険は無さそうですが、培養細胞の方がより脆弱と言う観点から滅菌処理せずとも良いと言うことでしょか?


個人的には遺伝子組換えしたものや人為的処理を施したものは、万一があってはいけないと言う思いから、すべて滅菌するようにしています。心情的にも(たぶん付近の住民もだと思いますが)不安なので、少々面倒でもやる方がいいかなと思っています。

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No.1048-4 - 2008/04/28 (月) 21:25:44 - i
それと、地域住民に不安感を持たれないため、
というもあるでしょうね。
これはウイルス使ってないから
安全なんだ、といっても信じてくれないかもしれないし。

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No.1048-3 - 2008/04/28 (月) 20:36:33 - ~
ラボや大学、研究所のローカルルールなので、答えが2パターンあります


培地も細胞も流しに流していました
特に問題ないでしょう


血清や細胞が含まれている溶液や、それにふれた器具は、オートクレーブしてから捨てています
動物由来成分や細胞中に感染性のものが全くないことを証明することは不可能だからです

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No.1048-2 - 2008/04/28 (月) 19:43:09 - うーん
普通に水道に捨ててます。
もちろんウイルス感染させた細胞や使い捨てピペットは必ず滅菌してから捨ててますが。
大腸菌なんかはもちろんACして捨ててます。最近newsでやってましたよね。

培養の後始末の仕方の疑問 削除/引用
No.1048-1 - 2008/04/28 (月) 19:09:40 - 培養
細胞培養の後でディスポのピペットや古い培地をコンタミなどしていないにも関わらず、バクテリアの実験のときと同じようにオートクレーブなどして完全に滅菌(もともと無菌なのに滅菌というのも変な話ですが)してから廃棄しなくてはいけないといわれるのはなぜですか。また少しでも細胞を含む培地は絶対流しに捨ててはいけないと書いてあるのを見たことがあるのですがなぜですか。排水に培養細胞が混入してもそこで長く生存して増殖するとは常識的には考えずらいのですがやっぱり有害なのでしょうか。
これはもちろんウイルスとか感染性のものを使うような実験でなくて、あくまでも普通のありふれた株化細胞を使った細胞の増殖や形態をみたり蛋白質やRNAを抽出したりといった普通の実験での話です。

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