ちょっと一般的なやり方とは異なりますが以下のように
AhdI制限酵素サイトを2つ入れたプライマーを設計して
それを手持ちのベクターにライゲーションして環状の
ベクターを作成、プレップします。プライマー設計が
肝で上手く設計できればこのベクターをAhdIで制限酵素
処理して直鎖DNAをゲルから切り出すだけで自作のT-Vectorが
出来あがります。
AhdI AhdI
5'--xxxGACNNTNNGTCxxx--xxxGACNNANNGTCxxx--3'
3'--xxxCTGNNANNCAGxxx--xxxCTGNNTNNCAGxxx--5'
AhdIのような特性を持った他の制限酵素、例えばHpyCH4IIIなど
も同様に利用できるはずです。メリットは一度コンストラクトが
出来上がればその後はT付加の効率をいちいち気にしなくとも
良いことです。 |
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