>[Re:1] 細胞さんは書きました :
> いつも参考にしております。
>
> マウス脾臓細胞を用いてサイトカインのRNAと産生を検討していのですが
> RNAの抽出は何時間くらいがよいのでしょうか?論文によりバラバラで決めかねています
論文はなぜバラバラなのでしょうかと言う所をもう一度見直してほしいのですが、、、、
多分なにか刺激をしてから何時間後という意味だと思いますが、、
あなたの実験でも一時的に変化があればOKとする場合と、変化が持続してほしい場合で見るタイミングが違いますよね。おおまかにいうと、刺激後すぐに動く遺伝子と、あとから立ち上がってくる遺伝子という風にわけれます。刺激後すぐに動く遺伝子は30minとか1hで十分発現の変化が見られ、物によってはその後発現が刺激前のレベルにおちるものもあります。刺激によって定常的に変化が見られる場合はover night(O/N)というラフな感じでいいかと思いますが、分からないのであれば1時間後、数時間後(5ー6時間あたり)とO/Nあたりでけい時的変化を追うのが、理にかなっていると思いませんか。刺激後どの様に変化するのか分からないなら、データーとして取るのは科学的なアプローチだと思いませんか?
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> もう一点は薬剤投与群も検討しようと思ってますが、薬剤濃度はどのように決めればよいのでしょうか?
他の論文は何を基準に決めたのでしょうかという考察をしましたか?
人や動物実験で効果的な投与量が見つかっていて、その効果の範囲での細胞のbehaviorを見たいのであれば血中濃度を参照にする場合が多いです。あるいは、臓器のdistribution(各臓器中の濃度)も参照できると思います。ただし、in vivoとin vitroはやはり違いますので、最適濃度が違ってくることもあり得ると思いますので、濃度がきょくたんに 違う時はその説明を求められることが多いと思います。当然のことですが貴方がその薬物の毒性に関して調べたいなら効果的な投与量ではなくて、LD50や慢性毒性のデーターを参照するべきです。 |
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