1 OD600が 8x10^8 cells/mLの菌濃度に相当します。
600 nmが大腸菌のどの成分の吸光波長を代表しているのかという問いでしたら、私は答えを知りません。
大腸菌が増殖して0.5 OD600 すなわち、4x10^8 cells/mLくらいの濃度に達した時期は、いわゆる対数増殖期でもっとも盛んに増殖している時期であり、生理的にも良い状態(competenceが高いとか、死んだ細胞がいないとか、episomeが落ちたりしていないとか)なので、いろな操作をするのに、この値前後の時期が選ばれることが多いです。
大腸菌が殖えきると、おおよそ2 OD600前後かそれ以上になりますが、
この値に近づくと増殖速度が落ち、最終的には増殖が停止した定常状態になり、
菌が死に始め、episomeやプラスミドが落ち始めたりします。 |
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