過去のトピックを探したのですが、同じようなものが見つからなかったので質問させていただきます。
もし同じトピックがあればそちらを教えていただけると幸いです。
現在、細胞内輸送系の実験を行っています。
siRNAのトランスフェクションによる目的遺伝子のノックダウンによってフェノタイプを観察しているのですが、かなり微量でも機能をしているたんぱく質のためか、フェノタイプが弱くて困っています。
まずトランスフェクションの条件検討をした結果、HelaとリポフェクタミンRNAiMAXが我々の研究室では一番効率よくノックダウンできました。
ウエスタンレベルですと、検出できないレベルまで減少します。
もちろん抗体による検出なので、ゼロまで減っているとはいえませんが、感度の良い抗体を用いて、バンドの濃さで見る限り1/10以下になっていると言えるぐらいです。
実際にウエスタンで細胞内輸送系のdefectもしっかりと見えました。
ですが不運なことに私の行っている細胞内輸送系の免疫染色による観察はHela細胞では非常に観察しにくい構造体のため、他の細胞で行う必要がでてきました。
そこで他の細胞のノックダウンを検討しました。
293, HepG2, NIH3T3, MEFなどを試みました。
どれも目的遺伝子のノックダウンは1/3以下にはなってはいるのですが、フェノタイプが微妙になってしまいます。
これらの細胞以外にRNAi効率の良い細胞をご存知ないでしょうか? |
|