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エチジウムブロマイドの処理法を御指導下さい。 トピック削除
No.1523-TOPIC - 2008/07/09 (水) 19:40:51 - メンエキ
アガロース電気泳動で使用したエチジウムブロマイドの処理について御相談があります。
アガロースゲル及び、浸漬液中のエチジウムブロマイドは、
活性炭で処理していましたが、もう少し手ごろな方法はないかと
探しております。

他のラボに聞いたところ、溶液にハイターを加えているそうですが、
これだと、エポキシドが出来て発がん性が高まるようです・・。
http://cse.naro.affrc.go.jp/csuzuki/protocols.html

もし、よい方法があれば御指導下さい。
宜しく御願い申し上げます。
 
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エチブロも安心です 削除/引用
No.1523-9 - 2008/07/21 (月) 17:04:59 - EtBr
なんでもEtBr Deystroyerというモノがあり、エチブロの「N」を切り、「O」をつけ、 発がん性をなくすという画期的なモノがあるようです。
エチブロ除去方法は活性炭、で吸着したり、漂白剤や次亜塩素酸などを使用する処理法を薦めていたり様々です。
しかし、それらは実際にエチブロの変異性はそのまま残ります。
処理後は廃液を流しに流せるとか。ほんとう〜です。
安全性のためのAmes試験のデータも提供しているようです。
今までにない有効性の商品です。
http://www.favorgen.com/products_for_res_electrophoresis_EtBr.htm

もう、やめられません!

有難う御座います 削除/引用
No.1523-8 - 2008/07/16 (水) 09:16:21 - メンエキ
>>他のラボに聞いたところ、溶液にハイターを加えているそうですが、
>いまだにそのようなラボがあるというのが驚きです。すぐに注意してやめさせましょう。
>次亜塩素酸でEtBrを処理すべきでないということは、Molecular Cloningの初
>版(通称"Maniatis")にも載っていたくらいですから、かれこれ四半世紀は
>前から常識だったはずなんですけれど。

世界的にもかなり有名なイーストの遺伝子を研究しているラボの人に聞いたんですが・・
廃液システムがすごく優秀なのかなぁと想像していましたが、
廃液以前の問題ですね。

どうも有難う御座います。
勉強になりました。

(無題) 削除/引用
No.1523-7 - 2008/07/12 (土) 12:59:18 - 古老
>他のラボに聞いたところ、溶液にハイターを加えているそうですが、

いまだにそのようなラボがあるというのが驚きです。すぐに注意してやめさせましょう。
次亜塩素酸でEtBrを処理すべきでないということは、Molecular Cloningの初版(通称"Maniatis")にも載っていたくらいですから、かれこれ四半世紀は前から常識だったはずなんですけれど。

EtBrは生きた細胞には取り込まれないので、そのままでは変異原性はほとんどありません。変異原性試験(Ames Test)では、生体に投与された場合の代謝産物(たとえば肝臓の毒物代謝)の効果シミュレートするために、マイクロソームで処理した物質のアッセイも行われます。マイクロソームで代謝されたEtBrは、生細胞に取り込まれるようになって、かなりの変異原性を示すようになります。

一方、次亜塩素酸で処理されたEtBrは無処理のEtBrに比べると、マイクロソームで処理したときの変異原性は下がりますが、マイクロソームで処理しない場合は、おそらく次亜塩素酸で処理によって生細胞に取り込まれやすくなっているために、かえって高い変異原性を示します。

少なくとも作業者にとって、EtBrの汚染を受けるのは体表であり、生体内で代謝産物を生じて変異原性にさらされような事態は起こりません。しかし、次亜塩素酸処理されたEtBrは、そのままで高い変異原性をもつので皮膚についただけでも危険と言えるのです。

また、EtBrは適正に焼却すると分解して無毒になると考えられていて、活性炭で回収した場合もこのように処理するはずです。しかし、塩素で処理された場合、焼却によって毒性の高い物質(ダイオキシンのような)が発生する可能性があるので、最終処理の道を閉ざしてしまうことにもなりかねません。

EtBr廃液の処理としては、次リン酸/硝酸ナトリウムや過マンガン酸カリウムで酸化、無毒化して排水するという方法がないこともないです。しかし、近頃は環境への配慮から、排水にいろいろ流すのはやめましょうという方向になっていますので、おすすめしません。

(無題) 削除/引用
No.1523-5 - 2008/07/11 (金) 18:00:42 - Pumpkin
これも結局活性炭ですが。。。
ご興味があれば、どぞ。

http://www.whatman.co.jp/product/Bio/blotting/extractor.html

有難う御座います。 削除/引用
No.1523-4 - 2008/07/11 (金) 13:44:34 - メンエキ

やはり、吸着して捨てるのが一番楽で安全な方法なんですね。
どうもありがとう御座います。

(無題) 削除/引用
No.1523-3 - 2008/07/09 (水) 20:28:12 - 名無し
エチブロ除去バッグ(Destainning Bags)というの売ってる。エチブロ吸着して可燃ゴミに捨てられるらしい。エチブロの代わりになるEZ-VISIONという安全な蛍光色素も売ってる。どちらもエムエステクノシステムズという会社のパンフで見た。

(無題) 削除/引用
No.1523-2 - 2008/07/09 (水) 19:55:22 - ネンエキ
手ごろというのは価格のことですか。

手間を仰っているなら、同じ活性炭ですがこんなのが。
http://www.qbiogene.com/products/lab-tools/EtBr_page1.shtml

エチジウムブロマイドの処理法を御指導下さい。 削除/引用
No.1523-1 - 2008/07/09 (水) 19:40:51 - メンエキ
アガロース電気泳動で使用したエチジウムブロマイドの処理について御相談があります。
アガロースゲル及び、浸漬液中のエチジウムブロマイドは、
活性炭で処理していましたが、もう少し手ごろな方法はないかと
探しております。

他のラボに聞いたところ、溶液にハイターを加えているそうですが、
これだと、エポキシドが出来て発がん性が高まるようです・・。
http://cse.naro.affrc.go.jp/csuzuki/protocols.html

もし、よい方法があれば御指導下さい。
宜しく御願い申し上げます。

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