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マグネシウムストック溶液 トピック削除
No.1562-TOPIC - 2008/07/14 (月) 20:11:27 - tonki
アルカリフォスファターゼ発色のバッファーなどマグネシウムを含む溶液を調製する場合、
マグネシウムストック溶液を別に作製しておいて、
使用直前に他のストック溶液と混ぜるのはどのような理由があるからなのでしょうか?
 
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No.1562-6 - 2008/07/22 (火) 20:18:20 - tonki
> AP検出溶液では析出の問題にたいする配慮ということで間違いないと思います。
>
> >オートクレーブ(熱処理)により他の化合物と反応しやすいのかとも思ったのですが、そのようなことはないでしょうか?
>
> AP選出溶液がMgCl2ですが、こちらはMgSO4ですね。
>
> 培地とMgSO4を混ぜて、オートクレーブなどで加熱をすると、硫酸イオンが反応して有機物が変質するようです。色やにおいが変になります。
> ファージのプレーティングのとき、トップアーガーにMgSO4をいれますが、
> 直前にいれるのではなく、横着してあらかじめMgSO4をいれてストックして、使うたびに電子レンジかけると、3回くらいで変色が目立ってきて、菌の生え方も悪くなります。MgSO4抜きのトップアーガーだとそんなことないんですが。

大変参考になりました。
疑問がようやく解けてすっきりです。

(無題) 削除/引用
No.1562-5 - 2008/07/18 (金) 19:52:16 - AP
AP検出溶液では析出の問題にたいする配慮ということで間違いないと思います。

>オートクレーブ(熱処理)により他の化合物と反応しやすいのかとも思ったのですが、そのようなことはないでしょうか?

AP選出溶液がMgCl2ですが、こちらはMgSO4ですね。

培地とMgSO4を混ぜて、オートクレーブなどで加熱をすると、硫酸イオンが反応して有機物が変質するようです。色やにおいが変になります。
ファージのプレーティングのとき、トップアーガーにMgSO4をいれますが、
直前にいれるのではなく、横着してあらかじめMgSO4をいれてストックして、使うたびに電子レンジかけると、3回くらいで変色が目立ってきて、菌の生え方も悪くなります。MgSO4抜きのトップアーガーだとそんなことないんですが。

(無題) 削除/引用
No.1562-4 - 2008/07/18 (金) 15:06:17 - tonki

> >マグネシウムは析出しやすくて、溶けにくい細かい粒子を生じます(空気中の二酸化炭素と反応して炭酸マグネシウムを生じるため?)。
>
> Alkaline phosphataseの発色反応液はpH 9くらいにしていると思いますが、アルカリ性溶液は二酸化炭素を吸収・溶解しやすいので、Mg++を混ぜた状態で保存すると、分けて保存したときより二酸化マグネシウムの生成・析出を起こしやすいということはありそうです。

トピック主です。

析出が問題ではないかということですが、
実験上、析出がそれほど問題になるとは思えないSOB培地などでもマグネシウム溶液は別ストックですよね。
個人的には、オートクレーブ(熱処理)により他の化合物と反応しやすいのかとも思ったのですが、そのようなことはないでしょうか?

(無題) 削除/引用
No.1562-3 - 2008/07/16 (水) 10:02:39 - AP
>マグネシウムは析出しやすくて、溶けにくい細かい粒子を生じます(空気中の二酸化炭素と反応して炭酸マグネシウムを生じるため?)。

Alkaline phosphataseの発色反応液はpH 9くらいにしていると思いますが、アルカリ性溶液は二酸化炭素を吸収・溶解しやすいので、Mg++を混ぜた状態で保存すると、分けて保存したときより二酸化マグネシウムの生成・析出を起こしやすいということはありそうです。

(無題) 削除/引用
No.1562-2 - 2008/07/14 (月) 20:38:24 - AP
マグネシウムは析出しやすくて、溶けにくい細かい粒子を生じます(空気中の二酸化炭素と反応して炭酸マグネシウムを生じるため?)。
このような粒子がメンブレンや組織標本上にばら撒かれると、それが非特異的反応の核になって、粒状のノイズになります。
だから、別添にしているのでしょうね。Mgのストック溶液で析出していたらあまり役に立ちませんが。

実はAPの反応液にMg++を入れる必要はありません。なくても遜色なく反応します(AP自体が金属タンパク質でMg++を持っていて、キレータなどでそれを強く奪わない限り大丈夫)。うちではMg++抜きの反応バッファーを使っています。
それでも、ノイズを防ぐため反応液は使用直前にシリンジフィルターを通して脱粒子しています。Mgを加えるならなおさらそうしたほうがいいでしょう。

マグネシウムストック溶液 削除/引用
No.1562-1 - 2008/07/14 (月) 20:11:27 - tonki
アルカリフォスファターゼ発色のバッファーなどマグネシウムを含む溶液を調製する場合、
マグネシウムストック溶液を別に作製しておいて、
使用直前に他のストック溶液と混ぜるのはどのような理由があるからなのでしょうか?

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