出来合いのシステムを使うのではなければ、自前で配列を設計して、オリゴを注文してアニーリングして使うのはごく普通です。必要に応じてリン酸化などの修飾もオーダーしておきます。リン酸化が必要か、ゲノム断片を脱リン酸化が必要かなどは、実験デザインによるのでよく考えて設計してください。アダプター間でPCRするなら、内側の5'端にはリン酸化は必要、アダプター大過剰にするでしょうからゲノム断片の脱リン酸は必ずしも必要ない、かな(LM-PCRやvectorette PCRでは通常脱リン酸しません)。
>その後、そのアダプター配列のプライマーを用いPCRをかけ、DNA断片をランダムに増幅させる。
断片の長さなどによって増幅効率にバイアスがかかるので、「ランダム」という条件を満足するするでしょうか。最近、ぼちぼち使われているゲノム増幅用のpolymerase(Phi29 など)で増幅してからSmaI cutなんかではだめでしょうか。 |
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