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ISH 固定時液 による発色の違い トピック削除
No.1666-TOPIC - 2008/07/30 (水) 14:18:40 - けい
凍結固定した ISHの切片をミクロスタットで切り→乾燥させ→固定液を今までは「PFA/PBS」だったのですが、
今回から「ホルマリン/PBS」にしたとたん発色しなくなりました。

ググってみたところ「ホルマリン/PBS」で固定OKなようなのですが

これはものによってだめなものと、大丈夫なものがあるということでしょうか。
 
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(無題) 削除/引用
No.1666-3 - 2008/07/30 (水) 20:34:18 - AP
formalinもPFA水溶液も、formaldehydeの水溶液なんですが、
formaldehyde水溶液は不安定なので、デリケートな実験では固体PFAを使う分だけ溶かして使ったほうがいいのですね。

formaldehyde水溶液は、酸化してギ酸を生じます。市販のformalinは安定剤として不純物(methanolなど)を含みます。これらの不純物が悪さをすることがあるのですね。

ISHの場合はギ酸が怪しいと思います。ギ酸はマクサム・ギルバート法のシークエンスで化学的にプリン塩基のところで切断するのに使われるくらいなので、組織中のRNAを分解するのではないでしょうか。

市販のformalinでも開封するとすぐに酸化します。ためしにformalinのpHをpHペーパーで測ってみてください。大きく酸性に偏っていたら(たとえばpH 4)もうだめでしょう(formaldehyde agaroseでNorthenをする場合からの演繹)。

>ググってみたところ「ホルマリン/PBS」で固定OKなようなのですが

電顕用など不純物が少なく、不活性ガス充填で売っているような高級品のformalinを、開封してから時間をおかずに使っているなどではないでしょうか。

ちなみに、methanolに感受性の抗原があって、安定剤としてそれを含むformlinではIHCがうまくいかないこともあるようです。

ISH 固定時液 による発色の違い 削除/引用
No.1666-1 - 2008/07/30 (水) 14:18:40 - けい
凍結固定した ISHの切片をミクロスタットで切り→乾燥させ→固定液を今までは「PFA/PBS」だったのですが、
今回から「ホルマリン/PBS」にしたとたん発色しなくなりました。

ググってみたところ「ホルマリン/PBS」で固定OKなようなのですが

これはものによってだめなものと、大丈夫なものがあるということでしょうか。

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