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透析の外液の選択 トピック削除
No.1668-TOPIC - 2008/07/30 (水) 14:47:04 - jinyo
タンパクからの脱塩を目的として透析を行おうと考えています。

自分で調べてみたところ、透析膜の外液にPBSやリン酸バッファーを用いるpaperを目にしましたが、脱塩目的なのにあえて塩を含む外液に対して透析を行う理由がわかりません。

どなたかよろしくお願いします。
 
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(無題) 削除/引用
No.1668-3 - 2008/07/30 (水) 15:02:38 - おお
透析は確かに脱塩としても使いますが、バッファーの置換の時もつかいます。PBSに置換したければ外液はPBSにするでしょうし、500mM サクサンバッファー(pH5)に置換したければ外液は500mM サクサンバッファー(pH5)をつかうでしょう。

PBSは生理的な塩濃度/浸透圧に近くなるように調整していますので、いろんな意味でバッファーとして使われます。得られたサンプルの安定性やサンプルの生理的に近い状態の維持とか、または次のステップでの影響などが考慮に入っていると思います。

(無題) 削除/引用
No.1668-2 - 2008/07/30 (水) 14:57:31 - EcoRI
一般に、タンパク質精製に使われるバッファーは塩濃度が高いです。
例えば、イオン交換クロマトグラフィーをするならば、
最終塩濃度は0.5 M だったり、1 M だったりします。
また、バッファーに他の物質(グリセロールやイミダゾール、グルタチオンなど)が溶けている場合もあります。
さらに、pHも8.0程度の弱アルカリにすることが多いです。
そのような高い塩濃度や溶質、pHが、次のアッセイに影響を及ぼす可能性があるので、
溶媒を生理的な条件(150 mM NaCl, pH7.4)に整えるために、透析を行います。

また、バッファーでなければならない理由としては、
水に緩衝能がなく、環境からの気体の溶け込みなどによって、
簡単にpHが変動してしまい、これが原因となってタンパク質の変性や、
アッセイの変動を引き起こす可能性があります。

以上のような点で、バッファーを置換する必要があるわけです。

透析の外液の選択 削除/引用
No.1668-1 - 2008/07/30 (水) 14:47:04 - jinyo
タンパクからの脱塩を目的として透析を行おうと考えています。

自分で調べてみたところ、透析膜の外液にPBSやリン酸バッファーを用いるpaperを目にしましたが、脱塩目的なのにあえて塩を含む外液に対して透析を行う理由がわかりません。

どなたかよろしくお願いします。

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