> >NaClを加えるのも手としてあると思います。
> こちらも説明していただいてよろしいですか?
ポリリシンの正電荷と菌体の負電荷のインタラクションを見ている場合、これを阻害することによって再生されると考えられますので、イオン交換の原理と同様に、塩濃度もしくはpHを上げることで解離が生じると予想できます。ただし実際問題としてNaClだけで解離が出来るかといえばそうではなく、非特異吸着であったり、予期しない相互作用が出てくる場合があります。ということで、私であれば、
1.NaClによる再生を濃度で振って試す
2.10mM Gly-HClのpHを振って試す
3.10mM Gly-HClにNaClを加えた再生溶液を試す
という感じでしょうか。
ただしこれも状況次第で変わってきます。NaClを使っても全く再生されない場合はGly-HClに混ぜて再生されるということも望み薄ですし、その場合はまた状況によって別の再生方法を試す必要があると思います。
もし本気で菌体をBiacoreで捕らえたいのであれば、SIA kitを買って金に自己組織化膜を形成させるのが一番経済的で効果が高いと思います。
自己組織化膜を作る試薬がやや高価ですが、長い目で見ればCM5を買い続けるよりも相当コストは低く済むかと思います。
特に特殊な装置も必要ありませんし、今はその領域はジャーナルがかなり出てますので、プルトコルもすぐそろいますし、お勧めです。参考までに。
もし興味があればまた仰って下さい。 |
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