>[Re:1] takkunさんは書きました :
> ちなみに私はマウス由来乳癌細胞株4T1 にルシフェラーゼを発現させ骨に転移した細胞を定量評価していこうと考えているのですが、この場合ですとやはり安定発現株を得て検討していかなくてはならないでしょうか?
この場合はわたしもやはり安定発現株の方が実験しやすいと思います。一過性発現はセレクションなどの手間がかかりません。安定導入ではセレクションや導入した遺伝子のために起こる細胞の変化が多次的になってしまう可能性があります。さらにそこから、シングルのクローンを取ろうとするとやはりクローンのバリエーションが出てくる可能性がありますので、実験がたんなるクローンのバリエーションを見てる可能性を否定する必要がある場合もあります。一過性発現の場合は細胞を選べば非常に強い発現が期待できますが、半面生理的な状態でないので否定的な意見も出る可能性があります。また、細胞によっては望む発現効率に達するのが難しく、安定導入に踏み込むこともあると思います。 |
|