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受容体に対する中和抗体について トピック削除
No.1344-TOPIC - 2011/12/15 (木) 18:43:03 - kan-kan
ある受容体の機能を解析する目的で、in vitroに中和抗体を添加して、その受容体のシグナルをブロックすることを考えております。

市販のポリクローナル抗体を中和抗体として使用しても問題ないのでしょうか?それともモノクローナルで細胞表面のエピトープを認識するものを使用するほうがいいのでしょうか?
また、抗体がその受容体に結合しても、シグナルの遮断に寄与する保証がないと思われるのですが、そのあたりはいかがなのでしょうか?

初歩的な質問で恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
 
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(無題) 削除/引用
No.1344-11 - 2011/12/17 (土) 11:33:25 - モモ
人の血清から精製した抗体を使ってある受容体を刺激したり、ブロッキングしたりした例を聞いたことがあります。ポリクロでも可能性はあるかもしれません。

(無題) 削除/引用
No.1344-10 - 2011/12/16 (金) 15:02:52 - kan-kan
うさん、taさん、

真摯なご回答感謝いたします。

リガンド候補が文献的に二転三転してる受容体についての解析を行っています。このため、受容体シグナル遮断を中和抗体添加で行えないかとやや安易に考えておりました。knockdownなどのほかの手法も視野にいれ、検討していこうと思っております。

文献的には抗体投与でシグナル遮断をうたったものを散見しますが、今回の質問で大変勉強になりました。

改めて有難うございます。

(無題) 削除/引用
No.1344-9 - 2011/12/16 (金) 14:39:41 - ta
ポリクロでは、たとえ免疫原が同じでも、ロットによって再現性が取れないのは(ポリクロの定義として)当たり前です。

「ちゃんと」実験を行うためにはあくまでモノクロを選別(作成?)して、それぞれのクローンの結合部位、ブロッキングなのかアゴニスティックなのか、という機能的評価をするべきと思います。

そこまでやるか、という点は実験の価値との兼ね合いが難しいところですが。。。

最近あまり見ませんが、可溶性のレセプターを作って、リガンドの方をブロッキングする方法もあります。(リガンド発現細胞に対しては何らかの生物活性を招く可能性があります)

最近ではブロッキングに使える、などとうたっているものもありますが、これはレセプターと、可溶性リガンドの結合を阻害する活性で評価している可能性が高いので、その抗体が結合したこと自体がシグナルを起こさないとは限らないと思います。

関係ありませんが、IHCやWB用の抗体はアザイド添加のものが多いので、培養細胞に添加する場合などは気をつけてくださいね。

(無題) 削除/引用
No.1344-8 - 2011/12/16 (金) 12:10:58 - う
中和抗体という前に、ちょっとずれた話をします。

大雑把な話ですが、

受容体からシグナルが入るきっかけはリガンドが付くということですが、
そのリガンドが付いた時、受容体が2量体とかになって
自己リン酸化して、そのリン酸化されたところに
アダプターなどが付いて・・・・

ということがおきますが、

受容体に対する抗体は、子供じみた言い方をすると
結合する手が2本あるわけです。

つまり、抗体が結合することによって、受容体が
あたかも、多量体化してしまい、自己リン酸化が起こりかねない

ということです。

ポリクロなら更に。
そんなことが考慮されているのか疑問でしたので。

(無題) 削除/引用
No.1344-7 - 2011/12/16 (金) 11:44:42 - kan-kan
mAbさん、

ご回答ありがとうございます。
的を射たアドバイス、大変感謝しております。

(無題) 削除/引用
No.1344-6 - 2011/12/16 (金) 11:19:06 - mAb
GPCR等複数回膜貫通タンパクの中和抗体はかなり厳選が必要になると思います。
WB等変性抗原認識能しかない抗体では中和活性にあまり期待出来ません。
一方、FACSに使える抗体ならば中和活性を持つ可能性はあると思います。
中和活性はコントロール抗体を置いて自らで比較するしかないと思います。

(無題) 削除/引用
No.1344-5 - 2011/12/15 (木) 20:20:22 - kan-kan
お粗末君さん、よっしーさん、
ご回答有難うございます。

ターゲット分子はお答えできないのですが、
その市販抗体がポリクローナル数種類しかなく、
一般的にどうやって選ばれてるのかと思い投稿いたしました。

抗体のカタログ上の用途は通常WBやIHCなどの記載しかないため、
それらがneutralizing or agonistic antibodyとしての機能するかは
実際に検討するしかないのですね。

(無題) 削除/引用
No.1344-4 - 2011/12/15 (木) 20:02:09 - よっしー
物によってはシグナルが入る抗体もありますよ.
リガンドの抗体の方がいいような気がしますが・・・
いずれにしても,自分の目的に合った良い抗体が見つかるといいですね.

問題児 削除/引用
No.1344-2 - 2011/12/15 (木) 18:55:04 - お粗末君
>市販のポリクローナル抗体を中和抗体として使用しても問題ないのでしょうか?それともモノクローナルで細胞表面のエピトープを認識するものを使用するほうがいいのでしょうか?

特異性が高い抗体で、シグナルを遮断すれば問題ないのではないでしょうか。モノクロでエピトープが明らかであればその方が良いに決まってますが。

>シグナルの遮断に寄与する保証がない

自分で調べるしかないのは、自明。そして、調べた方が早いです。他人の意見を待っているだけ時間がもったいないですよ。
また、その分子名がわからなければ誰もアドバイスしようがありません。

受容体に対する中和抗体について 削除/引用
No.1344-1 - 2011/12/15 (木) 18:43:03 - kan-kan
ある受容体の機能を解析する目的で、in vitroに中和抗体を添加して、その受容体のシグナルをブロックすることを考えております。

市販のポリクローナル抗体を中和抗体として使用しても問題ないのでしょうか?それともモノクローナルで細胞表面のエピトープを認識するものを使用するほうがいいのでしょうか?
また、抗体がその受容体に結合しても、シグナルの遮断に寄与する保証がないと思われるのですが、そのあたりはいかがなのでしょうか?

初歩的な質問で恐縮ですが、よろしくお願いいたします。

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