>[Re:1] akibooooさんは書きました :
> 4gのSephadex G50を50mlのMQに溶解して、半日以上膨潤させたものを使っています。
膨潤したゲルは、ピペット等では取り使いが難しいので、マルチスクリーン用には、カラムローダー(Cat.No.MACL09645)というものがあります。容量が複数種ありますが、sephadex G50用は45 microLの物ですので間違えないでください。値段は少し高いですが安定した結果を出すには必要で、各ウェルに必要なsephadex量を粉のまま詰めることが出来ます。これをdDW 300 microLで30分以上(1時間以上が確実)膨潤し、dDWの受け皿に乗せて遠心して余分なDWを除いた後で使用します。
遠心速度ですが、sephadex G50の推奨速度および時間は、1000×g, 1minです。一般的な96 well plateのスイングローターは遠心半径が大体100 mmですが、このときに1000xgになるには大体3000 rpmです。しかし、マルチスクリーンをseqの精製用に使用するときは、sequencerがApplied Bioの物であれば下からplate holder, 96 well plate (たしかリム付きのハーフスカート), multiscreenの順で載せていると思いますが、大体1cm程度底上げされていますので、遠心半径を90 mmで計算しており、3150 rpmで回してました(思い出しました)。最近の遠心機はデジタル表示でかつ”rpm”と”xg”の表示を切り替えられるようになっていますが、当時のまだアナログだったので、この計算に基づいて回していました。
速度と半径の計算は、遠心機メーカーのトミーのHPに換算用シュミレーターがあったはずです。
> このプレートは高いので、使用後は水で洗って、DWですすいだ後に、3500rpmで5分間遠心して再利用しています。
膨潤ゲルをゴミ箱に捨て、DWですすいだ後、遠心しなくてもそのまま乾かせば(半日程度で乾く)使用出来ます。ゲルが残っているとカビが生えますので、そこだけ注意してください。 |
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