脂質ナノ粒子に抗体を修飾しようと考えている者です
方法は一般的なマレイミドPEGを用いたポストインサーション法で行おうとしておりますが、論文を調べても簡単な方法の記載しかなく、反応時間や温度等が不明です
詳しい方法をご存知の方おりましたら論文など資料の紹介等いただけますでしょうか。
以下は論文に記載されていた方法です
抗体標的LNP-mRNAを調製するために、LNP-mRNAを精製ラット抗マウス クローン53-7.3(BioLegend)またはマウス抗ヒトCD5クローンUCHT2(BioLegend)、および対照の同型IgGをSATA-マレイミド化学反応により結合させた(24)。簡単に言えば、LNPをマレイミド官能基(DSPE-PEG-mal)で修飾した。 抗体を SATA (N-succinimidyl S-acetylthioacetate) (Millipore Sigma)で官能化し、スルフヒドリル基を導入した。基を導入し、マレイミドへのコンジュゲーションを可能にした。SATAは0.5Mヒドロキシルアミンを用いて脱保護し、次いで未反応成分を除去した。その後、G-25 Sephadex Quick Spin Protein カラム(Roche Applied Science, Indianapolis, IN Science, Indianapolis, IN)で未反応成分を除去した。次に、抗体上の反応性スルフヒドリル基をマレイミド部分に結合させた。マレイミド部分に結合させた。精製はSepharose CL-4Bゲルろ過カラム(Millipore Sigma)を用いて精製した。Quant-iT RiboGreen RNA assay (Invitrogen)を用いて算出した。ターゲティングリガンドの添加後、すべてのターゲティングおよび非ターゲティングLNP調製物 LNP調製物は4℃で保存し、調製後3日以内に使用した。
引用:Science. 2022 Jan 7;375(6576):91-96. |
|