1. 今よりももう少しカラムの径を太くしてみたらどうですか。
2. グラジエントで溶出してるなら勾配をより急にするか、ステップワイズ溶出ならば、bed volume
くらいまで溶出用bufferを流したらいったん出口を止めて15~30分くらいおいてからゆっくり溶出してみるとまとまって出てくることはよくあります。
3. タンパク質のアイソフォームとかでもともとリガンドに対する親和性が異なる成分が混在しているのかもしれない。親和性の強さが様々な抗体が混じってるポリクローナル抗体とか抗血清を抗原カラムで精製するとそんなふうに解釈できることがたまにある。初めの方に溶出してくるのは親和性が弱いもので、後から出てくる方は親和性が強いとか。もしそうならば、それはそれで重要な知見になると思うので、やみくもにフラクションをプールせずにフラクションごとに電気泳動とかウェスタンとか、抗体ならば各溶出画分を使ってドットブロットとか抗原との親和性をみて見るといい。 |
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