>[Re:3] Kさんは書きました :
> おお様、いつも勉強させていただいております。
>
> Tet offやonであれば、という理屈というのはCMVなどのプロモーターを使わないから、ということでしょうか?
> ですが、rtTA3などは恒常的プロモーターになると思うので、同じことになるのではと危惧しております。
恒常的発現=発現が下がるではないと思ってます。中には発現を維持できる遺伝子があるのも事実だからです(GFPとか薬剤マーカーとか(薬剤抜いていてもしっかり維持できていたりする))。なので個人的な想像ですが、細胞の生理、増殖に好ましくないものの発現のばあい、プロモーター活性が抑制された細胞が徐々にドミナントになっていっているのではないかと思ってます。もちろんそのような遺伝子の発現自身がプロモーターの抑制を促している側面もあるでしょう。
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> IRES-puroなどの系の方がサイレンシングの問題はないのかなと思いますが、どう思われますか?
> IRESは下流の遺伝子の発現が低くなるとのことですが、それでもpuroで選択を与え続けていれば、問題は回避できるのではと思っています。
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理論的にはうまくいきそうで可能性はあると思いますが、そのストラテジーで質問のような問題を解決した経験はありません。あまり根拠のない想像なのですが、細胞が嫌がっているものはやっぱり細胞も減らしたいという方向に向きそうな気がしてます。
しかしながら想像だけでどうこう言っていてもあまり生産的ではないかもしれませんので、IRESで解決しようとした経験のある方のコメントがつくといいですね。 |
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