インパクトファクターを重視する「商業的」な科学雑誌に対して批判的だったeLifeですが、ネットで調べてみると新たな出版モデルの導入を受けて、Clarivateは今年6月からeLifeにインパクトファクターを付与しない方針を取ったようです。興味深いことに、eLife側はインパクトファクターの維持についてClarivateと交渉していたことが、昨年のネイチャーの記事(だったかな?)にありました。なんとも複雑な気持ちになりますね。
ところで、近年ではオンライン雑誌や有名誌の姉妹誌などが非常に増えており、それに伴って、論文を適切に査読できる人材が不足しているように感じます。査読においても、主張の核となる部分についてはしっかりと確認されるとしても、それ以外の部分については、どうしても表面的なチェックにとどまってしまうという懸念も。 |
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