大まかに言うとウイルスベクターは自ら感染できるので、感染できない精製したプラスミドを細胞内に運ぶ役割を担っているリポフェクタミンなどは必要有りません。ですが場合によっては感染を助ける試薬を使うことがあり、レンチやレトロではポリブレンなどが使われます。AAVではそれに相当するものは見たことがありませんが、経験のある方の回答を待った方が良いです。レンチは使ってましたが。
原理的には細胞表面に親和性があり、それを利用して感染すると言うことなので通常の培地でも感染は可能のようです。しかし血清濃度が低い方が良いと言う話もあり感染効率が冴えない時は特に下げたりするようです。しかし、これはどんな細胞をどんな条件で実験したいかによって制約を受けることもあります。実験デザインとの兼ね合いで考えるべきかと思います。
AAVはserotype と細胞の相性もあるのでそれを確認したいのか、それとも考えている実験系に置いて感染が可能かなどを見たいのかなどでやり方も違ってくるでしょうから、頼んだ人と実験の打ち合わせをした方が良いと思います。 |
|