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シグナル伝達経路の解釈の仕方 トピック削除
No.12977-TOPIC - 2025/05/30 (金) 11:40:51 - WeWork
あるシグナル伝達経路の遺伝子に関して、WTとdominant negativeとconstitutive activeを作成して、下流のたんぱく質のWestern blottingを行ったのですが、結果をどう解釈したらいいのか答えが見つかりません。

アドバイスを頂けないでしょうか。

実験結果:
Vector、WT,DN,CAの4種類を導入して既知の下流のリン酸化たんぱく質2種をWBで検出して同じ結果を得ています。
その結果バンドの強さが、
Vector>>WT=CA>DNとなりました。

つまり、この遺伝子を過剰発現させるとシグナルが減弱して、DNではさらにこの傾向が増強されました。

普通に考えると、CAはおいておいて、過剰発現とDNは意味が逆なはずので、作用が逆に働くはずです。一方、今回の結果は、WTはリン酸化を減弱させて、さらに、DNにするとこの減弱が増強されるという結果になっています。

このケースではどう解釈するのがいいのでしょうか。
 
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(無題) 削除/引用
No.12977-10 - 2025/06/02 (月) 17:20:56 - WeChat, therefore WeChat
理屈の上では、DNではなく、想定と違うやり方での一つのgain of functionでは?理屈の上では。

もし、DNの報告論文でDNとして定義した証拠と実験結果が異なる場合は、自分が間違っているか、実は正しいかです。

(無題) 削除/引用
No.12977-9 - 2025/06/02 (月) 17:14:44 - WeChat, therefore WeChat
Vector > WT なら、過剰発現での機能が既報と一致する(この場合は、下流因子のリン酸化を抑制する)事実の確認は必要では?DNとしての機能の報告がすでにあるんですよね?
つまり、Vectorコントロールは要るという意見です。

もし、複合体形成してその機能を阻害するDNなら、未知の、その経路下流以外で(別の経路で、リン酸化経路なら、リン酸化によらないクロストーク経路で)その経路を抑制する、つまり「DN」と呼ぶには不適切になりませんか?

(無題) 削除/引用
No.12977-8 - 2025/06/01 (日) 22:17:14 - 中堅
その手のことはまずはボスかラボミーティングで議論すべきことですよね。

ここはどちらかというと、所属ラボでは経験のないテクニカルなことを尋ねる場所ではないですか?

(無題) 削除/引用
No.12977-7 - 2025/06/01 (日) 22:04:42 - おお
>[Re:5] WeWorkさんは書きました :
> 今回の研究に関しては、WT, CA, DNの違いを明らかにすることなので、本質的ではないVectorとWTの比較を議論で読者に誤解を与えたり、本質でない部分に膨大な量の実験を費やすのは不本意です。
>
> この理解において、Vectorのみは除外しても問題ないでしょうかね。

ベクターのみのデーターがないと指摘されたらどうしますか?
本質的ではないと言って良いのでしょうか?WTの過剰発現がベクターコントロールより低くWTの活性が測れてないのが本質と関係ないと?自身の実験で何を問いたいか再度確認してください。

また、WtとCAが同等と言うのがあなたの実験の結論ですが、それに関してどう考えてますか?

あなたの実験系と解釈の仕方は正確にあなたの実験について把握している人にしかわかりません。研究室内のそう言う人に相談してみてはどうですか?

(無題) 削除/引用
No.12977-6 - 2025/06/01 (日) 12:29:35 - アーティファクト
高発現したときの効果についての報告ならそれで良いでしょう。

生理的な機能に関心があるのであれば、その態度は問題だと個人的には思います。

(無題) 削除/引用
No.12977-5 - 2025/05/31 (土) 10:44:02 - WeWork
今回の研究に関しては、WT, CA, DNの違いを明らかにすることなので、本質的ではないVectorとWTの比較を議論で読者に誤解を与えたり、本質でない部分に膨大な量の実験を費やすのは不本意です。

この理解において、Vectorのみは除外しても問題ないでしょうかね。

(無題) 削除/引用
No.12977-4 - 2025/05/31 (土) 08:21:15 - おお
>[Re:3] WeWorkさんは書きました :
> 直接リン酸化ではなくて、少し離れた下流のタンパク質のリン酸化になります。
>
> 他のタンパク質と複合体を作ります。


まず結果がそうなっているという点で(よほど実験でヘマをしたりしてない限り)それが実際に起こるということは受け入れるべきかと思います。

そのうえでいろいろな可能性を想像で膨らませて考えるといいかと思います。この段階で机上の空論でも構わないです。

たとえばコンプレックスを作って働くなら、エンドのコンプレックスを構成する蛋白より遥かに多い量の導入した蛋白ができていたら。発現させた蛋白がコンプレックスを介さずに直接下流の蛋白に結合するとして、それでは下流にシグナルを伝えるのに不十分だったら。

過剰発現により不完全なコンプレックスが形成されて下流にシグナルが伝えられない。

使った細胞ではクロストークなどの経路から強いネガティブフィードバックがかかる。

過剰発現故にあるべきロケーションから溢れた蛋白がシグナルを伝えるのに必要な蛋白をトラップしている。

などいろいろ考えてみてはどうでしょう。

(無題) 削除/引用
No.12977-3 - 2025/05/31 (土) 05:06:49 - WeWork
直接リン酸化ではなくて、少し離れた下流のタンパク質のリン酸化になります。

他のタンパク質と複合体を作ります。

(無題) 削除/引用
No.12977-2 - 2025/05/30 (金) 12:18:59 - おお
その発現させた蛋白は直接WBでみた蛋白をリン酸化するのですか?
下流にシグナルを伝える際に他の蛋白とコンプレックスを作るとかないですか?

MAPKとかであればかなりの実験が一度血清飢餓にして実験するようですが、どうなんでしょう、質問の実験は。

シグナル伝達経路の解釈の仕方 削除/引用
No.12977-1 - 2025/05/30 (金) 11:40:51 - WeWork
あるシグナル伝達経路の遺伝子に関して、WTとdominant negativeとconstitutive activeを作成して、下流のたんぱく質のWestern blottingを行ったのですが、結果をどう解釈したらいいのか答えが見つかりません。

アドバイスを頂けないでしょうか。

実験結果:
Vector、WT,DN,CAの4種類を導入して既知の下流のリン酸化たんぱく質2種をWBで検出して同じ結果を得ています。
その結果バンドの強さが、
Vector>>WT=CA>DNとなりました。

つまり、この遺伝子を過剰発現させるとシグナルが減弱して、DNではさらにこの傾向が増強されました。

普通に考えると、CAはおいておいて、過剰発現とDNは意味が逆なはずので、作用が逆に働くはずです。一方、今回の結果は、WTはリン酸化を減弱させて、さらに、DNにするとこの減弱が増強されるという結果になっています。

このケースではどう解釈するのがいいのでしょうか。

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