>ラボのアウトプットとしては御の字でしょうが、進んでない人に何が残りますか??セカンドオーサーになっても学位取れません。ポスドクなら人生詰まります。イコールファーストになっても表で宣伝されるのは1番目の人だけです。もはやハラスメントとさえ思います。それでモチベ失って消えていった人を何人も見てきました。
これについてですが、学位取得直後やポスドク1回目ぐらいであればぶっちゃけ学生や若い人が思っているほど関係ないです。大型グラントや海外留学や助教より上の研究中心の正規ポストにつくならある程度コンペティティブな筆頭論文は必要ですが、助教ぐらいまでの特に20代から30過ぎぐらいまでの実績なんて結局テーマやボスの能力に依存するなんてことはいくらでも知ってます。日本のほとんどのラボは人件費は限られてるので、CNSがあっても使い物にならん人を取るほどの余裕もないですから、結局のところその人がどれくらい真面目に研究やる(やってきたか)、や、きちんとしたトレーニングを受けてきたかを見る人が大半です。少なくとも国内でそれなりに研究をしっかりやってるラボであれば、よくわからない実績だけの人を論文のIFとかだけで機械的に採用なんかしないことが多いです。あえていうなら、実績がある人を雇えばグラントに採択されやすいとか、期待はずれだった時にこちらが頑張らなくてもどこか別の仕事先を見つけてくれそうというぐらいです。その意味で言えば、ネームバリューで選ぶのはどうかですが、しっかりと研究トレーニングをさせる評判のあるラボ出身者というのはボスがプッシュしてくれる限り次の場所を探すのは決して弱くないです。
ただし、注意が必要なのは大御所ラボでトップジャーナルを狙いすぎてデータが全然ない人です。いくら能力があってもある程度年齢が過ぎれば小さい論文でも出していく生産性は求められますし、ポスドクなら若手や財団の小さいグラント取得実績がないのは敬遠されます。大きいラボで挑戦的テーマしかやらないとそういうのをビックボスが軽視して甘えがちなのと、一方でラボのネームバリューで自分も評価されてると勘違いしてるような人は気づいたら周りから置いてかれてボスが定年でどうしようもないということにならないよう注意は必要です。ただ、ポスドクのままずっと小さいラボでしょぼい論文しか書いてないと国立大の正規ポストにつくのは無理なのも事実です。その意味では、co-ファーストでも2ndでも姉妹しクラスならば論文実績もないよりあった方がいいです。だれが中心的にやった研究かは公募でヒアリングぐらいまで行けばどうせみられます。 |
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