最後のコメントを読んで思ったのですが、見方によっては良いタイミングでラボに入れば、例えば完成が近いプロジェクトを引き継げば、ハイレベルな論文を狙いやすいとも言えますね。
そのあたりを上手く立ち回るのも、研究遂行能力の一つだと思います。
私自身も博士の卒業間近にCellに投稿しろと言われ、絶望した経験があります。
レビューに回ってリジェクトされるまで3ヶ月以上、その時点で卒業まで半年を切っていました。
教授には「卒業したいからレビューに時間のかかる雑誌、かつ無謀な挑戦は避けたい」と懇願したのですが認めてもらえず、本当に胃の痛い思いし、実際に鬱になりました。結果だけ言うと、最終的に別の雑誌にアクセプトされ、ちゃんと卒業できました。
今思い返すと、良い経験だったな思います。
卒業審査をする教授、大学システムには、何処にでもある本音と建前が存在し、教授はそれをわかっているから「何そんなに焦ってるの?」だったんだなと。
もう何十年も前の話なので、今は違うのかもしれません。
当時は教授を悪魔のように思いましたが、その後の付き合い経て、今となっては感謝しています。 |
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