頭蓋内にルシフェラーゼ搭載のがんを移植し、in vivo imagingでがんの増大を経過観察する、という実験を行っています。
がんを移植する際や、imagingでの観察時、経過観察終了時の解剖の際に三種混合麻酔を使用しています。
三種混合麻酔:ドミトール、ベトルファール、ミダゾラムを混ぜた麻酔薬です。
がん移植時はかなり強い痛みが起こるため、この三種混合麻酔を200µL(かなり多い)腹腔内投与しています。
その後も経過観察をimagingで行う際に、機械の故障でイソフルランを使用できないため、三種混合麻酔で眠らせて撮影中は動かないようにしています。(この時は100µL)
移植や撮影終了時には、拮抗薬であるアンチセダンを投与しているのですが、
頻繁に投与しているためか、だんだん麻酔が効きづらくなり、最後の解剖時にはなかなか眠ってくれなくなります。
アンチセダンはドミトールに対する拮抗薬なので、ベトルファールによる耐性がついてしまっているのでしょうか?
お聞きしたいことは下記の通りです。
・麻酔に対する耐性はベトルファールによるものか?
・アンチセダンを投与した方が耐性はつきにくいか?拮抗薬による覚醒(?)と耐性は関連しているか?
・最終の解剖はどうしても生きたまま眠らせてしないといけないのですが、
その解剖までにできる限り耐性をつけないようにするにはどうしたらよいか?
お願い致します。
また、不明点などありましたら遠慮なく聞いてください。 |
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