Bio Technical フォーラム

  • バイオ関連の実験をする上での、試薬、機器、プロトコールなどの情報交換の場です。
  • 新しいテーマで話を始める場合、質問をする場合は「新しいトピックを作る」から書き込みをしてください。
  • 質問に対して解答できる方は是非、書き込んで下さい。
  • このフォーラムにふさわしくないと管理人が判断した投稿は予告なく削除します。

新しいトピックを作る | トピック一覧 | 研究留学ネットに戻る

ひとつ前のフォーラム(readのみ)

このスレッドをはてなブックマークに追加このスレッドをはてなブックマークに追加

レシオとメトリック画像の取得について トピック削除
No.13148-TOPIC - 2025/10/25 (土) 19:41:40 - さぼ
いつも勉強させていただいております。 

レシオメトリック画像の取得について気になる点があるので質問させていただきます。

細胞内のpHを測定するときに、細胞内pHに応じて特定の波長の励起光に対する蛍光の強度を変えるプローブがいくつかしられています。私はいま、励起光の波長を405nm、488nmとして、その蛍光強度の比を求めることで、細胞内pHを探ることができるプローブの使用を計画しています。そのプローブは、pHが低いときは、405/488が小さくなり、pHが高いときは405/488が小さくなります。ここで質問なのですが、pHが低いときに405/488が小さくなるという話ですが、これはレーザーの強度によるのではないでしょうか?つまり、pHが低い環境下でも、405nmレーザーの強さをあげて、488nmレーザーの強さを下げてしまえば、405/488の値が大きい画像を取得できるのではないでしょうか?
 
- このトピックにメッセージを投稿する -



9件 ( 1 〜 9 )  前 | 次  1/ 1. /1


(無題) 削除/引用
No.13148-9 - 2025/10/27 (月) 20:22:11 - さぼ
皆様回答いただきありがとうございます。

どのように実験進めていけばよいのか、何となくですが見えてきたような気がします。

(無題) 削除/引用
No.13148-8 - 2025/10/27 (月) 14:55:29 - 774R
> それはどこかのpH条件下(pH7あたり?)でレーザー強度を自分で決めてしまって、他のph条件もその設定で行う、ということでよろしいでしょうか?その決め方も、ダイナミックレンジにはいっていればどう決めてもよい、ということでしょうか?

その解釈でよいと思います。
レーザー強度や測定条件は一定にするのは大前提として、測定したい範囲でダイナミックレンジに入る様に設定する。
もちろんS/N比、必要なサンプリングレート、褪色の問題の兼ね合いで適切なレーザー強度の範囲は制限を受けるかと思いますが。

(無題) 削除/引用
No.13148-7 - 2025/10/27 (月) 11:08:23 - う
レーザーとPMTの電圧を固定して、まず、細胞内(細胞質ですか?)のpHを変化させた時の標準蛍光強度を測り、その値に対して、自分のサンプルの蛍光強度と蛍光強度比を測って、pHを決定します。

なので、レーザーとPMTの電圧は任意です。もちろん固定ですけど

(無題) 削除/引用
No.13148-6 - 2025/10/26 (日) 19:22:44 - さぼ
>[Re:5] 774Rさんは書きました :
> 検出器のダイナミックレンジに入っていれば405や488の絶対値の大小は問題にならないと思いますが、いかがですか?

ありがとうございます。

それはどこかのpH条件下(pH7あたり?)でレーザー強度を自分で決めてしまって、他のph条件もその設定で行う、ということでよろしいでしょうか?その決め方も、ダイナミックレンジにはいっていればどう決めてもよい、ということでしょうか?

(無題) 削除/引用
No.13148-5 - 2025/10/26 (日) 19:13:08 - 774R
検出器のダイナミックレンジに入っていれば405や488の絶対値の大小は問題にならないと思いますが、いかがですか?

(無題) 削除/引用
No.13148-4 - 2025/10/26 (日) 19:00:55 - さぼ
回答してくださった方、ありがとうございます。


絶対的なpHの値が得られることはできない、という点については理解いたしました。ただpHの高低を知りたい場合に、最初にどうセットアップをしているのかについて気になりました。

例えば、pHが低いときに405/488が小さくなるプローブを発現する細胞を用いて、異なるph環境下での405/488の変化を見てみるとします。pHが低い条件のときは、405のレーザーによる蛍光のほうが488のそれより小さくなってほしいですが、レーザー強度をあげれば405のレーザーによる蛍光は当然強くなってしまいます。しかし逆に意図的にレーザー強度を下げて蛍光強度を弱くして、なおかつ488のレーザーも気持ち強く上げてしまえば、405/488の値を小さくすることができてしまいます。もちろん他のphでやるときも同じレーザー強度にはする前提です。

その場合、先行研究でpHが低いときは405/488が小さくなるから、という前提がある上でそのような操作をすることになりますが、これはサイエンスとしてやってもいいのか、という点が疑問です。やってはだめとなった場合、どのように適切なレーザー強度を決めればいいのかわからないので、皆様のお知恵をお借りしたいです。

どうぞよろしくお願いいたします。

(無題) 削除/引用
No.13148-3 - 2025/10/25 (土) 22:11:58 - 774R
疑問の通り、405/488のレシオでpHの絶対値は得られないということです。
レーザーの強度だけでなく光学系の特性で波長によって光強度は影響を受けます。

なんらかの操作を加えたときの相対的なpH変化を測定するとか、何かを基準にキャリブレーションしてpHを推定することはできます。

(無題) 削除/引用
No.13148-2 - 2025/10/25 (土) 21:00:55 - Tracker
もちろんレーザー出力やPMTの電圧で変わりますがその比が絶対的なpHを示すわけではないので問題ないです。
サンプルごとにこれらの条件を変えるのは論外ですが。

できることは同条件での相対的な比較や、プローブが漏出しない条件下で膜透過した細胞を既知pHの標準バッファーで滴定をする、とかですね。

レシオとメトリック画像の取得について 削除/引用
No.13148-1 - 2025/10/25 (土) 19:41:40 - さぼ
いつも勉強させていただいております。 

レシオメトリック画像の取得について気になる点があるので質問させていただきます。

細胞内のpHを測定するときに、細胞内pHに応じて特定の波長の励起光に対する蛍光の強度を変えるプローブがいくつかしられています。私はいま、励起光の波長を405nm、488nmとして、その蛍光強度の比を求めることで、細胞内pHを探ることができるプローブの使用を計画しています。そのプローブは、pHが低いときは、405/488が小さくなり、pHが高いときは405/488が小さくなります。ここで質問なのですが、pHが低いときに405/488が小さくなるという話ですが、これはレーザーの強度によるのではないでしょうか?つまり、pHが低い環境下でも、405nmレーザーの強さをあげて、488nmレーザーの強さを下げてしまえば、405/488の値が大きい画像を取得できるのではないでしょうか?

9件 ( 1 〜 9 )  前 | 次  1/ 1. /1


パスワードを入力してチェックした記事を チェックした記事を

このトピックにメッセージを投稿する
名前 
メール   アドレス非公開
   タイトル 
本文      
設定  クッキーを保存(次回の入力の手間を省けます)
上に上げない(トピックの一覧で一番上に移動させません)
解決(問題が解決した際にチェックしてください)
暗証  半角英数字8-12文字の暗証番号を入れると、あとで削除、修正ができます。
送信 

〔使い方〕
  • 「アドレス非公開」をチェックすれば、自分のメールアドレスを公開しないで他の方からメールを受け取れます。
  • 問題が解決した際には、解決ボタンをチェックして解決した旨のコメントをつけてください。これは、初めにトピックを作った人と管理人のみが可能です。
  • 半角カタカナ、機種依存文字(全角ローマ数字、○の中の数字等)は文字化けの原因となりますので使わないでください。