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助教応募に関するご相談(臨床出身者の立場より) トピック削除
No.13155-TOPIC - 2025/11/08 (土) 19:47:43 - L
私は臨床医ですが、大学院時代には臨床系の研究室で約4年間にわたり基礎研究に従事し、博士号を取得しました。現在は、医師不足の影響もあり、医局から大学以外の病院に派遣され、主に臨床業務を行っております。一方で、夜間や休日を利用して、基礎研究も細く続けており、科研費(若手)も少額ながら獲得しています。

個人的には、臨床よりもバイオテクノロジーを活用した基礎研究の方に強く興味を持っており、将来的には基礎研究を主軸にした仕事をしたいと考えております。

時々、大学で基礎系講座(たとえば生化学など)の助教の募集があり、そちらへの応募を少し検討しているところです。私の研究実績としては、第一著者の基礎系オリジナル論文が2本、臨床論文が1本、さらにケースレポートが複数ある程度です。

ただし、基礎研究を5年間続けてきたとはいえ、純粋に基礎一本で取り組まれてきた方と比べると、やはり知識面や技術面での弱さを感じています。また、仮に助教として採用されたとしても、週に1回程度は臨床業務のために研究室を不在にする可能性があります。

このような私のような臨床出身者で、「基礎研究をメインにしつつ、週に1回程度臨床も継続したい」という人材を、基礎系の教授の方々は実際のところ、どのように評価されるのか、また採用において敬遠されがちなのか、率直かつフラットな目線でご意見を伺えれば幸いです。
 
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9件 ( 1 〜 9 )  前 | 次  1/ 1. /1


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No.13155-9 - 2025/11/11 (火) 03:06:29 - たこ
非臨床屋で助教止まりのド基礎屋ですので、参考になるかわかりませんが・・・
そうそう出てくるもんでもないですし、とりあえず応募して、決まってから悩めば良いのでは?
週1臨床をというのがどうみられるのかはわかりませんが、結局のところ、臨床家であっても、戦い方次第じゃないでしょうかね。

完全にド基礎でやるにしても、今の臨床家としての経験・知識が何よりも価値のある武器のはずですし、基礎の知識面・技術面なんてやってりゃついてくるもんですから。
多分研究費を稼ぐにしても基礎一本槍では生存競争がこれまで以上に厳しいものになるでしょうが、そういった時にはM.D. Ph.Dの方がまず間違いなく、トランスレーショナルなどの方向にも舵を切れるでしょうし。
ド基礎屋じゃアクセス困難な臨床検体ですが、M.D. Ph.Dならまだアクセスできる可能性も十分あるでしょうし、『理解のある』臨床の教室なら協力はしてくれませんかね?
あ、でもその辺は政治色が強いかな・・・

(無題) 削除/引用
No.13155-8 - 2025/11/10 (月) 23:09:33 - 1
知ってる範囲を見る限り、基礎系はスタッフ、院生共に人手不足のところが多いように思われます。やりたいプロジェクトはいろいろあるけど、やる人がいなくて困ってるみたいな感じで。また医歯系は人の入れ替わりが割と頻度高いし、そういう点でも、チャンスはたくさんあると思うので、興味あるところには積極的に話をしに行ってみることを勧めます。学位があって論文がいくつかあるならば、現時点での研究能力はあまり問われないと思いますのでそんなんに心配しなくてもいいと思います。
スタッフになると教育のdutyがありますが基礎系でスタッフが少ないラボだと特に実習や定期試験とかあるときはある程度の期間、忙しくなります。もし、できるだけ研究だけに集中したいということでしたら、そうしたことも含めて考えた方がいいかもしれません。また臨床との掛け持ちはPIにより考え方がだいぶ違うようですので、その辺も、研究室を選ぶ際にあらかじめちゃんと話した方がいいと思います。

(無題) 削除/引用
No.13155-7 - 2025/11/10 (月) 18:16:28 - Deer
MD PhDです。診療という技能が全く評価されない基礎の世界に裸で飛び込むのは、結構危険です。基礎と臨床の両方ができるというニッチ市場で自分を売り込むのが賢い選択肢です。基礎だけできる人、臨床だけできる人は山のようにいますが、両方をこなす人はまれです。

そういう優位性を活かすのは重要です。

バイトも否定をする人はいますが、子育てや生活などに必要な費用を稼ぐことは豊かな人生設計上で重要です。寝当直業務もありますので、その時間を執筆活動に使っている人も多くいます。

(無題) 削除/引用
No.13155-6 - 2025/11/10 (月) 10:55:39 - asan

基礎研究のラボは正直どこも人件費を出せる余裕が少ないので、限られた予算で色々と研究および中間管理職をしてほしいと思ってる先生が多いと思います。その意味でいうと、臨床経験があっても研究を主体的に色々とやれる能力がない人は敬遠されるのが正直なところなので、論文の数とか質よりもまずはその人が実際に「使える人」かどうかが最も気にするところだと思います。その意味でいうとフルタイムのテニュアを前提にした助教とかを想定してるなら、臨床系のラボ出身の医者だとその人の実力(論文がどうとかよりも実際に研究遂行能力があるか)を有力なラボ出身者で下積みを積んでるとか推薦などがなければ正直厳しいかもしれません。
その意味だと、初めから助教になるのではなくて、ポスドク的な待遇でOKして、土日のどちらか1日だけ外勤で病院バイトに行かせてもらうっていうのは臨床経験のある先生はあると思います。土日の代わりに別日に外勤に行くのがOKかは変わりに土日のどちらかに働くとか交渉したいでしょう。そこでしっかり基礎研究を自身をつけてからそのラボで助教のポストがあれば入れてもらうか、その先生のツテ含めて基礎をやってるラボに移るってかんじでしょうか。

別の選択肢としては、最近では臨床系のラボでもスタッフがたくさんいて基礎研究をしっかりやってる環境もあるので、そういうラボに基礎研究のチームを中心に入れてもらって頑張りたいとアピールするというのはありでしょう。医師免許がある場合医局系だと臨床系の人件費で形式的に振り分けたりもできるので、実質的には臨床業務をほとんどやってなくても選択肢の幅があると思います。

あとは、ぶっちゃけあなたのキャリアアップとしてどうしたいか次第です。ガチの基礎系の研究者として教授を目指すとなると年齢とか順当にステップアップする必要がるのでバイトとか呑気なこと行ってる余裕がなくなります。一方で、医者として週1ぐらいバイトができれば基礎研究で中間職でいいから研究中心でやっていきたい、ぐらいの感覚でしたら正直そんなにハードルは高くない。基礎(本業)で助教以上の給与を保障されるとなるとポスドクで食い繋ぐのは大変ですが、医師免許でいざという時に食いつなげばいいという感覚なら結構受け入れてくれる人はいるかと。この場合問題になるのはラボというより結婚されてるなら家族の生活などとのバランスです。

別の選択肢としては、ベンチャー企業とかであなたの分野に関係がある業界に医師免許が必要な業種で応募していくという案。こればかりはあなたのやりたいこととの兼ね合いもあるのでなんとも言えませんが、うまくハマれば意外と穴場です。

(無題) 削除/引用
No.13155-5 - 2025/11/09 (日) 23:42:09 - 抗体
私も他の方と同意見です。
私は医学部の基礎のPhD教員ですが、旧帝大であっても基礎の教員の多くはnon MDの方が多いと思います。
教授も医学的知識は現役の先生と比べたら強くないと思いますので、MDの先生に入ってもらえたら…と思うことは私自身も日々感じているところです。

若手とのことなので、これから学んでいけば大丈夫です。
即戦力を求めるPIならば不採用になるかもしれませんが、現役世代の基礎のMDの先生は重宝されると思います。

(無題) 削除/引用
No.13155-4 - 2025/11/09 (日) 13:31:04 - toto
医学部の基礎系講座ですよね。医学部では基礎系でも、実は臨床のスタッフは欲しいことも多いので、意外と喜ばれることもあります。研究スキルが足りないと思われることはむしろ大事で、そこで学ばれればいいだけです。逆にPhDが持ってない解剖や病理、臨床の知識は大きな強みになります。

(無題) 削除/引用
No.13155-3 - 2025/11/08 (土) 22:43:13 - AA
>>基礎研究をメインにしつつ、週に1回程度臨床
というふうにできる人は、経済的な安全装置があるので先行き不透明なチャレンジングな計画でも任せられます。
ちょっと乱暴な表現をすると、PIが部下のキャリア形成に頭を悩ませずに済むとも言えますので、基礎一本槍じゃないと不利、と考える必要はないと思います。

アカデミアはキャリアステージと研究分野がマッチした公募が出る機会が限られますし、逡巡せずにどんどん挑戦しましょう

(無題) 削除/引用
No.13155-2 - 2025/11/08 (土) 20:25:37 - おっと
結局は一種の就活です。

どんどんエントリーしなさされ。


はたで思うほど、応募者が殺到で高倍率なんてことはないと思う。


それよりも、もたもたしているうちに、年齢が増えていく方が不利になる。

助教応募に関するご相談(臨床出身者の立場より) 削除/引用
No.13155-1 - 2025/11/08 (土) 19:47:43 - L
私は臨床医ですが、大学院時代には臨床系の研究室で約4年間にわたり基礎研究に従事し、博士号を取得しました。現在は、医師不足の影響もあり、医局から大学以外の病院に派遣され、主に臨床業務を行っております。一方で、夜間や休日を利用して、基礎研究も細く続けており、科研費(若手)も少額ながら獲得しています。

個人的には、臨床よりもバイオテクノロジーを活用した基礎研究の方に強く興味を持っており、将来的には基礎研究を主軸にした仕事をしたいと考えております。

時々、大学で基礎系講座(たとえば生化学など)の助教の募集があり、そちらへの応募を少し検討しているところです。私の研究実績としては、第一著者の基礎系オリジナル論文が2本、臨床論文が1本、さらにケースレポートが複数ある程度です。

ただし、基礎研究を5年間続けてきたとはいえ、純粋に基礎一本で取り組まれてきた方と比べると、やはり知識面や技術面での弱さを感じています。また、仮に助教として採用されたとしても、週に1回程度は臨床業務のために研究室を不在にする可能性があります。

このような私のような臨床出身者で、「基礎研究をメインにしつつ、週に1回程度臨床も継続したい」という人材を、基礎系の教授の方々は実際のところ、どのように評価されるのか、また採用において敬遠されがちなのか、率直かつフラットな目線でご意見を伺えれば幸いです。

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