【実験条件】 Ciceri et al., "An epigenetic barrier sets the timing of human neuronal maturation" (Nature) の論文中にある、"Synchronized generation of hPSC-derived cortical neurons" のプロトコルに準拠して実験を行っています。
【相談内容】 現在、分化誘導からDay 21以降の段階において、神経細胞特有の形態(突起の伸長など)を示さない細胞が頻繁に観察されるようになり、苦慮しています。
具体的には、 平べったくて大きい細胞、石垣のように敷き詰められた細胞ような形態の細胞です。
私自身の経験不足もあり判断に迷っているのですが、このプロトコルあるいは類似の神経分化系において、このような非神経様細胞の混在は一般的に許容される(あるいはよく見られる)ものでしょうか? それとも、分化効率が悪い、あるいは特定の細胞種(グリア系や線維芽細胞様など)が過剰に増殖してしまっている状態でしょうか。
もし同様の経験をお持ちの方や、これらの細胞の正体についてお心当たりのある方がいらっしゃいましたら、ご教示いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。 |
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