膜を切ってもいいかという点では意見が分かれるところだと思います。どちらかといえば切ってもいいだろうと思ってます。
切らない場合、分子量の違うシグナルが見えるかどうか見たほうがいい(抗体の特性として、あるいはその遺伝子産物の特性として)という理屈から来ていると思います。科学的にはきっちりしたアプローチでそちらの方をどちらかといえば推奨しますが、切ってから検出したらだめとは言いません。使った細胞や組織において一度は切らないイメージを取っておくといいでしょう。ちなみに30kDaの蛋白の抗体で60kDaのエキストラのバンドが出るのをきっかけに60kDaが30kDaのホモログであることがわかったような事例があります(ゲノムプロジェクトもまだ初期の段階でどんな遺伝子産物があるか全容が掴めないような時代のことでしたが)。論文として示すか、示さないかは置いといてエキストラのバンドはある程度気に留めて置くべきでしょう。
切ったときメンブレンの端にシグナルが出ることについてはまあそういうもんです。ですからそこまで困ることではないと思いますが。やり方としてはメインの図には端をトリミングした状態で示す。SIにメンブレンの明視野でのイメージとWBのイメージをマージした図を示しておく。別にメインの図はトリミングしなくてもいいですが、その時は端由来のシグナルというのを注釈を入れて、SIにマージした図を載せて根拠を示しておく。
切った、切ってないどちらにしてもあまりあれこれいじらずありのままを示すのが解決方法だと思います。
少し前の質問で色々な細胞である刺激を加えると発現が上がるとされている遺伝子を見たら、発現が上がらないものもあったという質問がありましたが、それもやはりありのままを示すのが第一選択だと思って回答した次第です。 |
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