組織からコラゲナーゼを用いて細胞を回収する操作は様々な研究室で行われていますが、
発表されている操作では得ることができいない特殊な細胞を得ようとしているのでしょうか?
まずは、操作の目的と実用上の目標を確認されてはいかがでしょうか。
1.
その書き方だと、細胞の回収率を高めることは努力目標で、コラゲナーゼの”完全に除去・不活性化”の優先順位が高いということでしょうか?
そうであれば、限外ろ過膜を通すのがいいかと思います。
膜が完全であれば、細胞は全く回収されませんが、コラゲナーゼを完全に除去したといえるでしょう。
2.
測定には測定下限があります。
市販のコラゲナーゼ活性測定試薬では検出下限が高すぎるのでしょうか?
細胞懸濁液中に一分子もコラゲナーゼが存在しないことを確認することは非常に困難です。
その方法を作るのであれば、細胞を得る前に論文が一報以上かけるでしょう。 |
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