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        | AP様、中西部ポスドク様ご回答誠にありがとうございます。 
 >[Re:5] 中西部ポスドクさんは書きました :
 シグナル強度は細胞間、もしくは処理等によって大きく変わります。例えばカルシウム濃度は等しい、1倍の体積の細胞と2倍の体積の細胞ではシグナルも二倍違うはずですが、カルシウム濃度は変わりません。同様に細胞Aと細胞Bを比較したい際、カルシウム濃度が同じでも色素の取り込みが二倍違うとシグナルは二倍になります。
 
 このあたりは理解できるのですが、
 
 > 二波長のFura2のメリットとしては例えば前述のカルシウム濃度は等しい、1倍の体積の細胞と2倍の体積の細胞では340nmからのシグナルと380nmのシグナルがそれぞれ二倍違うはずですが、比をとることによって、カルシウム濃度が等しいことが示せます。
 
 比をとることによってカルシウム濃度を等しいことを示すのであれば、なぜ340nmと380nmを比べるのでしょうか。340nmは色素がもっとも励起される波長なので分かるのですが、その340nmとなぜ380nmを組み合わせるのでしょうか?320nmや360nm、400nmだと駄目なのでしょうか?
 
 
 
 >[Re:4] APさんは書きました :
 > あるCa++結合性の蛍光物質FがCa++と結合してFCa++となるとき次のような平衡が成り立ちます。
 >
 > F + Ca++ <---> FCa++
 > 右向き反応の平衡定数をKとすると
 > K= [FCa++] / [F][Ca++] ( [ ]はそれぞれの濃度)
 >
 > これの意味するところは、ある濃度のCa++が存在する反応系に加えられたFの濃度が異なっていようと(例えば細胞のある局所に浸透したFの濃度が異なっていようと)FCa++とFの比は一定であるということです。
 >
 > FCa++とFのRatioをRとすると
 > R=K[Ca++]=[FCa++]/[F]
 > Rは[Ca++]の濃度に比例します。
 >
 > 蛍光強度は蛍光物質の濃度に比例するとして、FがCa++と結合してFCa++になったとき蛍光波長のシフトが起こるなら、両者の蛍光のRatioはCa++濃度に比例します。
 >
 F + Ca++ という状態は蛍光強度が減少していく波長の光を当てている状態を指しているのでしょうか?そうであれば、Fura2に380nm周辺の光を当てたときの蛍光強度は減少していく一方なので、380nmというのは理解できるような気がするのですが。。。
 
 解釈間違っていますか?
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