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              | みなさまこの度はお世話になります。 当方、マウス免疫染色の経験が十分にはなく、皆様のコメントをいただければと思い、本トピックを立てさせていただきました。どうぞよろしくお願いします。
 
 私の最終目的は腫瘍組織塊に浸潤したT cellおよび関連分子Aを共染色するというものです。
 そのための抗体として、
 
 biotin Armenian Hamster-anti-mouse CD3 antibody (clone: 145-2C11)
 または、biotin Rat-anti-mouse CD3 antibody (clone: C363.29B)
 
 を用い、T cellが豊富にいる脾臓および腸間膜リンパ節をポジティブコントロールとしています。
 関連分子Aに関しては当研究室にKOマウスがあるため、染色像が関連分子Aによるものを示唆するデータを持っています。しかし、CD3eの染色が脾臓、およびリンパ節でも、一次抗体無しのものと大差なく、認められません。
 
 データシートには上記2つのクローンはパラフィン切片にも使用可能とありました。
 皆様にCD3の染色を行っておられる方いらっしゃいましたらコメントをいただけますと幸いです。
 
 染色プロトコルは
 1. 脱パラフィン
 2. 水洗
 3. デコペンにて境界を書く
 4. 市販のブロッキング剤, 1 hr, 室温
 5. 1次抗体 (10 ug/ml), 2 hrs, 室温 in 0.1 % BSA in TBS-T
 6. wash with PBST x 5
 7. 2次抗体 (10 ug/ml), 1 hrs, 室温 in TBS-T
 8. wash with PBST x 3
 7. 市販のDAPI溶液, 5 min, 室温
 8. wash with milli水 x 3
 9. mounting
 10. 一晩遮光後、観察
 
 です。antigen retrievalが必要でしたらその方法もご教授いただけますと幸いです。
 どうかよろしくお願いいたします。
 
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