>エレクトロポレーション法など過剰な刺激を与える系で、炎症性遺伝子の発現の変化をみるのは実験系として妥当でしょうか?
コントロールと比較し、再現性もしっかり確認しているなら、良いのでは?
もっとも懸念は正しいと思います。
エレクトロポレーションに伴い細胞内のCa+濃度の変化(増加)もあります。またLipofetionでも炎症性遺伝子の発現は変化があるようで、FuGENE6と他の試薬を比較していた記事を見たことがあります。
大腸菌から調製したplasmidは独特のメチル化を受けているので、そのメチル化DNA自体が刺激になるという論文もあったと思います。PCR産物を使えば、その影響は排除出来ますけど。
なお、最近のエレクトロポレーション法・機器はとても良くなったと聞きますが、古典的なものは導入効率・生存率の再現性が低いのが難点でした。
>ベクターのサイズに相関して、炎症性遺伝子が惹起されたりしないものでしょうか?
分かりません。大きいほど物理的に導入されにくいそうですが。 |
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