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エレクトロポレーション後の遺伝子発現の解釈について トピック削除
No.3296-TOPIC - 2014/08/14 (木) 12:46:49 - やたろう
実験初心者の者です。
大変基本的な質問で申し訳ございませんが質問させてください。

エレクトロポレーション法によりある遺伝子Aを過剰発現させた血管内皮細胞をマイクロアレイ解析したところ(コントロールとして、空ベクターを導入しております)、サイトカインやケモカインに関する炎症性遺伝子の発現上昇がありました。その結果をふまえてある遺伝子と炎症性物質の関連を調べる実験系を立ち上げるように指示されましたが、そこで疑問におもったことがあります。
細胞に対する電気刺激により、過剰に炎症を惹起するようにおもいますが、エレクトロポレーション法など過剰な刺激を与える系で、炎症性遺伝子の発現の変化をみるのは実験系として妥当でしょうか?ベクターのサイズに相関して、炎症性遺伝子が惹起されたりしないものでしょうか?

実験初心者で、拙い質問で申し訳ありませんが、ご意見をいただきたく存じます。
よろしくお願いいたします。
 
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No.3296-6 - 2014/08/15 (金) 13:47:25 - やたろう
>しょしんしゃ様

ご返答ありがとうございます。ご指摘のように、変異体を作製すれば、サイズも同じでよりコントロールとしては厳密になるとおもいます。しかし、本遺伝子に関して、どの部位に活性を有するかどうかが不明ですので、今回の実験系では検討していませんでした。今後の参考にさせていただきたいとおもいます。

>mon様、名無し様、ごンべ様

ご返答ありがとうございます。様々な情報を教えていただきありがとうございます。やはり、多面的に、何事も、石橋をたたいて答えを見つけるしかなさそうですね。
今回のマイクロアレイの結果をふまえて、多面的に評価していきたいとおもいます。

(無題) 削除/引用
No.3296-5 - 2014/08/15 (金) 11:09:21 - ごンべ
エレクトロポレーション後に、いくつかの転写因子の局在を調べたことがあります。この実験操作だけで転写因子は核内に移行し、そのターゲット遺伝子も発現が増加しておりました。コントロールを立てることも大事ですが、ベクター導入後の遺伝子発現の解釈は慎重にした方が良いのでしょうね。エレクトロポレーションで細胞もダメージを受けていそうですよね(見た目)。

(無題) 削除/引用
No.3296-4 - 2014/08/14 (木) 23:05:45 - 名無し
疑問の内容そのものはこの手の実験を行う際の基本的な注意点としてとても大切な事とおもいます。ただ、その点を明確にするために空ベクターを実験群と同一の条件で導入したのですから、疑問の内容は、このコントロール群と比べて評価するということで、理論的には一応クリアできるていると思います。この実験はとても重要な情報を提供してくれていますが、それでもあくまでひとつの人工的な実験系での知見ですから、この結果をもってどこまで大きな話ができるかは慎重であるべきとおもいます。導入方法を変えたり、in vivoの実験を含めて、多角的に検証することは大切とおもいます。

(無題) 削除/引用
No.3296-3 - 2014/08/14 (木) 13:08:22 - mon
>エレクトロポレーション法など過剰な刺激を与える系で、炎症性遺伝子の発現の変化をみるのは実験系として妥当でしょうか?
コントロールと比較し、再現性もしっかり確認しているなら、良いのでは?
もっとも懸念は正しいと思います。
エレクトロポレーションに伴い細胞内のCa+濃度の変化(増加)もあります。またLipofetionでも炎症性遺伝子の発現は変化があるようで、FuGENE6と他の試薬を比較していた記事を見たことがあります。
大腸菌から調製したplasmidは独特のメチル化を受けているので、そのメチル化DNA自体が刺激になるという論文もあったと思います。PCR産物を使えば、その影響は排除出来ますけど。
なお、最近のエレクトロポレーション法・機器はとても良くなったと聞きますが、古典的なものは導入効率・生存率の再現性が低いのが難点でした。
>ベクターのサイズに相関して、炎症性遺伝子が惹起されたりしないものでしょうか?
分かりません。大きいほど物理的に導入されにくいそうですが。

(無題) 削除/引用
No.3296-2 - 2014/08/14 (木) 13:00:00 - しょしんしゃ
遺伝子Aの変異体つくったりとか?

エレクトロポレーション後の遺伝子発現の解釈について 削除/引用
No.3296-1 - 2014/08/14 (木) 12:46:49 - やたろう
実験初心者の者です。
大変基本的な質問で申し訳ございませんが質問させてください。

エレクトロポレーション法によりある遺伝子Aを過剰発現させた血管内皮細胞をマイクロアレイ解析したところ(コントロールとして、空ベクターを導入しております)、サイトカインやケモカインに関する炎症性遺伝子の発現上昇がありました。その結果をふまえてある遺伝子と炎症性物質の関連を調べる実験系を立ち上げるように指示されましたが、そこで疑問におもったことがあります。
細胞に対する電気刺激により、過剰に炎症を惹起するようにおもいますが、エレクトロポレーション法など過剰な刺激を与える系で、炎症性遺伝子の発現の変化をみるのは実験系として妥当でしょうか?ベクターのサイズに相関して、炎症性遺伝子が惹起されたりしないものでしょうか?

実験初心者で、拙い質問で申し訳ありませんが、ご意見をいただきたく存じます。
よろしくお願いいたします。

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