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        | 遺伝子発現ベクター作成における経験談をお聞かせください。 
 遺伝子発現ベクターを作成する予定です。目的遺伝子を制限酵素サイトをつけたプライマーでPCRして、pcDNAベクターに組み込む予定です。
 
 プライマーにつける制限酵素サイトを、5'側にXba Iにしようとしたところ、上司から止められました。いわく、Xba Iサイトはストップコドンを含むので(TCTAGAなので、TAGがストップ)よくない、とのことでした。Xba Iサイト昔を5'側で使うとそのストップコドンのために発現が弱くなる、昔はこんなの常識だったんだがなあ、との話でした。
 
 自分の理解では、スタートサイト(ATG)の前にいくつストップがあろうと発現は変わらないと思っていたので、その旨伝え、スタートサイトの上流にあるストップコドンが発現を弱めるメカニズムはどんなものがあるのか聞いてみたところ、先人の経験談であり、メカニズムはわからないがとにかくそれが昔は常識だった、との話でした。
 
 この、スタートサイトの前にストップコドンはおかないようにする、というのは本当に昔は常識だったのでしょうか? そのような話を知っている、実践しているという方はおられますか?
 
 
 Xba Iサイト以外の制限酵素サイトでも目的のベクターは作れるので、今回は上司のいうようにXba Iを使うのを避けるつもりですが、事の真偽に興味があります。よろしくお願いします。
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