| 
        | 前提条件をかなりおかないと、その説明は成り立たないと思います。 酵素の反応速度式を書いてみてはいかがでしょうか。
 
 酵素と基質の組み合わせをX-Aのように書くと、各パラメーターは
 実際の値   測定できる値
 Vmax(X-A,Y-A,Y-B)→(X+Y-A,Y-B)
 Km (X-A,Y-A,Y-B)→(X+Y-A,Y-B)
 KI (X-A,Y-A,Y-B)→(X+Y-A,Y-B)
 と記載され、このうち知りたいのはKI(Y-A)とKI(Y-B)の大小ですよね。
 
 X-AとY-AのVmax, Km, KIの全てが同じと仮定していいのであれば、解けるでしょう。
 
 ただ、それらを独立した値として計算する場合、
 X-AとY-Aのパラメーターを求めることは出来ませんよね。
 KI(X+Y-A)の値がKI(Y-B)よりも低い場合に、Xの影響がどの位あるのかは計算のしようがないでしょう。
 
 例えば、X-Aを大きく阻害されるが、Y-Aは全く阻害されないという場合、
 計算上はKI(X+Y-A)が低くなるため、KI(Y-A)も低いと判断してしまうでしょう。
 |  |