酵母は扱っていないのであなたのほうが専門家だろうけれど、 
 
植物や真菌類はセルロース、キチンなどの多糖類、ポリフェノール、などなどがPCRの阻害作用の強いものが夾雑してくるらしいね。それを回避するための精製法や反応への添加剤なんかが数多く報告されているくらいだから、フェノクロ・エタ沈じゃ工夫がなさすぎるかもね。 
 
簡単な解決は専用のキットを使う。 
 
自力でやるなら、論文を引いていいという方法を試す。 
例えば、添加剤でPVAとかPVPなんかはメラニンなどによる阻害を防ぐと言うぞ。 
夾雑物に強いロバストな酵素を使うのもいい(例えばKOD FX neo)。そういう製品は酵素が特別というより添付バッファーがミソで、おそらくその手の添加物が入ってんだと思う。 
 
精製法はChelex 100を使う方法が気に入っている。簡単な割にしっかり増える。阻害物質が良く除去できるようだ。 | 
      
      |