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              | とある遺伝子をCRISPRでノックアウトしています。ノックアウトの原理としてはご存じのようにgRNA付近にindelが起こり、stopコドンが導入されるというものです。 作成したcell lineをウエスタン、qPCRで蛋白、mRNAレベルでの発現していないことを確認し、次にゲノムレベルでどこにどのようなindelが起きているかを検討するために、Sangerをやっています。作成したノックアウト細胞株は2つで、一つはgRNAをデザインした付近にindelが導入されていましたが、もう一つはPCR増幅ができません。
 原因として考えられるのはgRNA部位で切断され逆位が生じたりしていることが考えられます。
 こういった場合、どのようにシークエンスを確認するのがよいのでしょうか?
 基本的な質問ですが、どなたかお知恵を拝借したいです。
 
 参考情報:
 ノックアウトに使うgRNAはGeckov2の情報から、とある遺伝子のエクソン8(112bp)に1箇所、エクソン9(119bp)に2箇所デザインしているため、PCRのプライマーはそれぞれエクソン8、9を挟む形でイントロン内にFW, RVをデザインしています。PCR product sizeはいずれも300bp程度としており、いずれもPCR増幅できません。ちなみにエクソン8-9間のイントロンの長さは3200bp程度です。
 
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