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        | 発現用宿主に形質転換効率を求めるのはあまり意味がないと思う。 ライブラリをぶち込んで発現スクリー二ングでもしようってのなら別だけど。
 
 ベクターのコンストラクションの段階でligation産物をいきなりBL21に入れて組換え体をスクリーニングしているのかしら。
 普通はコンストラクションの段階ではクローニングに適した宿主JM, XL, DHシリーズなんかでやって、クローニングされたプラスミドを発現宿主に導入するもんじゃないかい?
 
 そこんところどういう戦略なんでしょうか?
 
 発現用宿主はクローニングには不向きなところがいくつもあって、
 ・DNA組換え系の変異を持たないので、プラスミドが組換えを起こしてしまい,
 インタクトなコンストラクトが取れなかったり、安定に維持できないかもしれない。
 ・発現用宿主なだけに誘導をかけなくても漏れ発現が起こる。それが大腸菌に毒性を示すと、そもそもコロニーが生えなかったり、生えても増やせなかったりする。
 ・形質転換効率が大概低め。
 なのでプライマリークローニングには使わないもんだ。
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