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              | お世話になります。 腎障害と血中アルブミン、β2-ミクログロブリン(β2-MG)について教えてください。
 
 なぜ、糖尿病性腎障害をはじめとする腎障害では、血中のアルブミン濃度は下がる一方、β2-MGの血中濃度は上昇するのでしょうか?
 
 ******以下、調べてみたことです。******
 
 アルブミンは分子量66,000、陰性荷電の蛋白質で腎臓のサイズバリア、チャージバリアで漏出が防がれています。サイズバリアかチャージバリアの破綻により、尿中にアルブミンが漏出しネフローゼ症候群になります。
 
 β2-MGは分子量11,000ほどの小分子で通常は糸球体を自由に通過しているそうです。ということは、バリアの破綻でこちらも尿中に漏出し、血中のβ2-MG濃度が下がるのではないでしょうか。
 
 腎臓糸球体基底膜に発現しているFcRnが重要な役割を担ってそうです。
 このFcRnはアルブミンやIgGと結合し、アルブミンを漏出から防ぎ、IgGを排泄するように作用する実験結果がありました。
 
 また、β2-MGはFcRnなどのMHC-I分子と非共有結合で相互作用するようです。
 
 何か関連がありそうですが、これ以上わかりませんでした。
 何かご存じの方がいらっしゃいましたら、ご教示いただけますと幸いです。
 
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