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              | お世話になっております。 市販の免染用IgG抗体を利用して少々特殊な実験を行っています。
 比較的高容量の抗体液を培養細胞に他の試薬とともに投与して、反応性を見るという実験なのですが、
 どうやら、抗体の保存液であるPBSとアジ化ナトリウムが結果に影響してしまっているようです。
 そこで100μl程度の抗体液をできるだけロスせずに、脱塩して10mM HEPESにバッファ交換したいと思っています。
 ThermoのZebaシリーズなどのゲルろ過カラムを使うのはどうだろうかと考えて調べていますが、いまいち原理と使用方法が理解できません。
 
 1.ゲルろ過カラムでバッファ交換を行う場合、あらかじめ、交換先のバッファ(この場合HEPES)でカラムを満たしておいて、上からサンプル(抗体+PBS+アジ化Na)を加えると、PBS, アジ化Naはカラムにトラップされて出口からバッファ交換された抗体が流出する、ということで合ってますでしょうか。
 
 2. だとすれば、HEPES自体もカラムにトラップされてしまうような気がするのですが、そうはならないのでしょうか?
 
 3. ゲルろ過カラムの場合、サンプルロスを少なくするためには交換先のバッファを大量に流さなくてはなりませんか?その場合、サンプルは希釈されてしまいますか?
 
 以前限外ろ過カラムは使用したことがあるのですが、サンプルが少量であったためか、ロスを生じてしまいましたので、今回ゲルろ過カラムはどうだろうかと思った次第です。
 どなたかご教示よろしくお願いいたします。
 
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