ネガコンは必ずしも必要でない実験だし(というか、こういう実験でネガコンをとる人はあまりいないであろう)、 
ネガコンで見極めたいのは、偽陽性、つまりインサートが入っているのと同じバンドが出ないかどうかであって、そうではなかったのだから、 
出てきたバンドの正体がなんであれ、実験の本質とは関わりないです。 
 
サンプルのなかに目的のインサートの存在を示すものがあったなら、それで良し。 
目的のものが一個もとれなかった場合なら、ネガコンで起こった変なことはコロニーPCR実験系のなんらかの問題がおこっていることを反映しているのかもしれない、と検討する端緒程度にはなるかもしれない。 
 
で、あとは、なぜそういうことが起こったかという好奇心だけの問題。 
想定外の現象に好奇心をもつのは大いに結構。 
ただし、それだけの情報では確定的な真相は永遠にわかりません。 
大いに興味があるのなら、もうちょっと自分で調べて手がかりを提示しなくては(簡単で核心に迫れるのはシークエンスかけちゃうこと。あたりクローンのシークエンスのときに、サンプルの一つとして加えておくとか)。 | 
      
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