Tris 1 M  -> 0.1 M (10倍希釈) 終体積 500 mL x 1/10 = 50 mL 1M Tris 
5 M NaCl -> 0.1 M  (50倍希釈) 終体積 500 mL x 1/50 = 10 mL 5M NaCl 
1 M MgCl2  -> 5 mM   (200倍希釈) 終体積 500 mL x 1/200 = 2.5 mL 1M MgCl2 
それぞれ計りとって、水を加えて体積を500 mLに合わせる。 
 
テクニカルチップ 
MgCl2は省略してもいい、というか入れないほうがいい。 
AP反応バッファーにMgCl2を加えると、保存中に析出しやすい(というか結晶核となって析出を促進する?)。一旦、析出を生じると温めようが撹拌しようが、まあ溶けない。 
 
析出した結晶が顆粒状のバックグラウンドを生じる原因になる。 
じつは反応バッファーにMgを加えなくても十分にAPは活性をもつ。 
AP自身が金属タンパク質でMgを配位していて、これをキレーターで奪ったりしなければそれで十分で、Mgを加える必要なない。 | 
      
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