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IPTG添加による大腸菌の生育への影響 トピック削除
No.11093-TOPIC - 2023/01/04 (水) 18:39:16 - ごん
現在pET24aを用いてタンパク質発現の実験を行っています。

1 mM IPTGを入れたLB培地で大腸菌(pET24a)を培養したところ、生育が著しく遅くなりました。IPTG添加による目的遺伝子の発現の生育への影響を調査するために、コントロールとして使用するつもりだったのですが、コントロール自体がIPTG添加で、すでに生育に影響が出てしまった状況です。

遺伝子をクローニングしていない状況で、IPTG添加しただけで大腸菌(pET24a)の生育は遅くなるものなのでしょうか?

同じような経験者の方がいたり、何か知っている方がいらっしゃれば、解決策を教えていただきたいです。

お願いします。
 
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No.11093-6 - 2023/01/06 (金) 12:43:47 - egeria
pET24aではなくpET24bを使っていたことがありますが、IPTG存在下で生育阻害が見られていました。この効果はインサートを導入すると消失したため、pET24b空ベクターの転写産物あるいは翻訳産物が特異的にtoxicであると考えられます。

aとbは翻訳産物のアミノ酸配列が異なりますが、同じように空ベクターに依存した現象であるかもしれません。

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No.11093-5 - 2023/01/05 (木) 14:37:11 - 774R
まずは、増殖が遅くなるのは菌単独の性質によるものか、中に入っているプラスミドpET24aに依存した問題なのか、切り分けるのが最初のステップだと思います。
プラスミドが入ってなくても選択薬剤を入れなければ培養は可能なので、比較できると思います。

個人的予想では、空ベクターとはいえ、IPTG誘導で大量のmRNAの転写が起こることと関係してる気がしますが・・・

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No.11093-4 - 2023/01/05 (木) 12:11:33 - おお
LBには糖類に乏しく、アミノ酸をカーボンソース(エネルギーのソースを含む)としてLB中で増殖していると思う。IPTGを加えることによりラクトースなど糖類をカーボンソースとする代謝経路を活性化するけど、たぶんその過程でアミノ酸からの経路を抑制してしまうのだろうなと勝手な推測をしています。この辺に詳しい人がいればと思いますが、、、

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No.11093-3 - 2023/01/05 (木) 09:23:44 - G25
この論文はまさにそういうことを検証しているのではなかろうか、
https://microbialcellfactories.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12934-015-0393-3


通常は吸光度でモニターしながら対数増殖期の程よいところまでIPTGなしで殖やしておいてからIPTGを入れて誘導しますから、増殖が阻害されようと気にかけませんからねえ。しかしながら、経験的にIPGTを入れた後は濁度の上昇が止まっているような気はしていました。

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No.11093-2 - 2023/01/04 (水) 20:27:26 - おお
感覚的には増殖が落ちても不思議でないですけど、それでは科学的に受け入れられないと思いますから、
DOI:10.1007/s00253-011-3642-3
pETだけでもタグの部分は発現しますけどね。
上記論文では、増殖は落ちるがグリセロールで回復出来るとされてます。

IPTG添加による大腸菌の生育への影響 削除/引用
No.11093-1 - 2023/01/04 (水) 18:39:16 - ごん
現在pET24aを用いてタンパク質発現の実験を行っています。

1 mM IPTGを入れたLB培地で大腸菌(pET24a)を培養したところ、生育が著しく遅くなりました。IPTG添加による目的遺伝子の発現の生育への影響を調査するために、コントロールとして使用するつもりだったのですが、コントロール自体がIPTG添加で、すでに生育に影響が出てしまった状況です。

遺伝子をクローニングしていない状況で、IPTG添加しただけで大腸菌(pET24a)の生育は遅くなるものなのでしょうか?

同じような経験者の方がいたり、何か知っている方がいらっしゃれば、解決策を教えていただきたいです。

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