>[Re:1] ぴーさんは書きました :
> バクテリアの相同組換えで遺伝子破壊を行う際、破壊領域が長くなるほど、野生株へのrevertantsが取れる確率というのは高いですか?
専門分野外ですけど、一般論的には、「破壊領域が長くなるほど、野生株へのrevertants」には為り辛いです、単なる確率論なので。無から有は生まれないです。世代交代が遅いmammalでは起きえません。
ただ、バクテリアが何の生物種を指しているか解りませんが、微生物種によってゲノムのコピー数が異なるので、基本的にバクテリアという大まかなくくりでは一般化はできません。大腸菌はゲノムが1コピー/cellなので戻ることは無いですが、これは例外的な物です。
記憶が正しければ古細菌のDeinococcus radioduransは、通常ゲノムを4コピー持っています。たしか、シアノバクテリアもコピー数が厳密には決まっていなかった(倍数体が存在する)と記憶しています。世代交代が早い微生物では、Knock outしたゲノムそのものが脱落する確率も高くなります
したがって、ゲノムを複数持つバクテリアは、例えその一つが破壊されても、元に戻る=「野生株へのrevertants」になる確率は高くなります。 |
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