1)抗体が問題なく働くものならば、普通にできます。
2)特にリン酸化抗体だからという話ではなく、続けて実験するのが嫌になった時などは、ストリッピング前もしはストリッピング後に十分な量の水で数回(うちらは10 min, 3回)あらった時点で4℃で保存することは時々しています。短い時で一晩、長い時で数日ないし1週間程度置いてます。(ただし1ヶ月以上置いてた時にシグナルがけっこう弱くなったことありますので、長期間の保存は勧めません。)
いろいろな抗体でときおりそのようにしてきましたが特に問題起きたことないです。
ブロッキングがあまり長いと抗原抗体反応が減弱してシグナルが弱くなるので、ブロッキングO/Nは避けた方がいいです。
3)抗A抗体に問題があるのだと思いますので、別ロットに交換してもらうか、信頼できる別のメーカーから購入するのが良いとおもいます。メーカーではロットごとに社内で実験して品質チェックしてるはずですので、もし大きく条件が変わる場合はそのように記載があるはずです。私たちは、ロットがかわっても検出の成否にかかわるほどの条件改変を必要とするような経験はありません。
抗体A抗体はポリクロもしくはエピトープのわかっているモノクロの方がよいと思います。仮にリン酸化部位近傍にエピトープがある場合、リン酸化formと非リン酸化フォームで抗体の反応性に差異が生じて結果を見誤る危険があります。 |
|