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ノックアウトと阻害剤の結果の乖離 トピック削除
No.1178-TOPIC - 2012/11/22 (木) 13:30:32 - まる
いつも参考にさせていただいています。
免疫細胞に発現するある受容体の特異的な阻害剤により、
疾患モデルマウスの病勢が顕著に抑制されました。
しかし、その後ノックアウトマウスを用いて同じ疾患モデルで検討したところ、阻害剤とくらべて抑制が大分弱いという結果になりました。
阻害剤は細胞毒性のない濃度で用いていますが、
この結果について考察するとき、どのようなことが考えられますでしょうか?ノックアウトマウスでは、恒常性を保つために他の免疫系のシグナルが亢進していて結果的に有意差が少なくなった、などと予測していますが、
一般的にあり得ることでしょうか?
本当に不勉強で申し訳ありませんが、皆様のお知恵を拝借できますと幸いです。
 
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ありがとうございます 削除/引用
No.1178-5 - 2012/11/26 (月) 15:52:06 - まる
皆様、色々ご教授いただきありがとうございます。
確かに、阻害剤のターゲットが複数ある可能性は考えられると思います。
KOに阻害剤を投与してみるというのは、良い案だと思いました。
参考になるご意見ありがとうございました!

(無題) 削除/引用
No.1178-4 - 2012/11/22 (木) 16:32:51 - おお
もうひとつ、書こうかどうかとおもっていたんですけど、これを書かないとどうも片手落ちというか、おちつかないので、、、

KOがその遺伝子全長を取り除いてない場合、パーシャルな配列のプロダクトが発現している場合。

この場合阻害剤の作用する部位によって、その効果が阻害剤で抑えられるか、そうでないか決まってきますね。

(無題) 削除/引用
No.1178-3 - 2012/11/22 (木) 14:52:34 - おお


可能性は自由に議論して構わないとはおもいます。データーがないところは空想なわけで、だたしい、正しくないは判断できませんし。まあ総合的に有り得そうなもの、無さそうなもの、判断がつかないもののどれかに落ち着くでしょうけど。

>ノックアウトマウスでは、恒常性を保つために他の免疫系のシグナルが亢進していて結果的に有意差が少なくなった

一般化出来るとはいえませんが、ありうるとおもいますが、具体例は思いつきません。具体例を知っている人のコメントがつけばいいですね。シグナルに関して分かっているのならば、下流のシグナルなど比較していけばなにか分かるかもしれません。

その他阻害剤のターゲットが複数ある可能性。

その疾患にかんして、その受容体を会さない系があり、KOではそれがドミナントに働いている。

KOが発生の段階にも影響を与えているため、単純比較がむずかしい。

---
動物の疾患による影響をどの程度スペシフィックに見ているかというのももしかしたら考慮に入れた方がいいかもしれません。モノサシが変われば見え方もかわってきますから。すでに意見がでてますが、KOで阻害剤が効くのか効かないのかをみると、有意義な知見が得られるのではとおもいます。

(無題) 削除/引用
No.1178-2 - 2012/11/22 (木) 13:46:23 - ~
疾患モデルがどう作られたのかと、疾患とその遺伝子の関係がよくわかりませんが。

>ノックアウトマウスを用いて同じ疾患モデルで検討
この条件で阻害剤を処理するとさらなる抑制は見られるのでしょうか?
見られるのであれば、ノックアウトした遺伝子産物の阻害以外にも、その阻害剤は機能を持っていると考えられるでしょう。

特異的と言われている阻害剤が他の作用も持っているというのは、一般的にあり得ることだと思います。

ノックアウトと阻害剤の結果の乖離 削除/引用
No.1178-1 - 2012/11/22 (木) 13:30:32 - まる
いつも参考にさせていただいています。
免疫細胞に発現するある受容体の特異的な阻害剤により、
疾患モデルマウスの病勢が顕著に抑制されました。
しかし、その後ノックアウトマウスを用いて同じ疾患モデルで検討したところ、阻害剤とくらべて抑制が大分弱いという結果になりました。
阻害剤は細胞毒性のない濃度で用いていますが、
この結果について考察するとき、どのようなことが考えられますでしょうか?ノックアウトマウスでは、恒常性を保つために他の免疫系のシグナルが亢進していて結果的に有意差が少なくなった、などと予測していますが、
一般的にあり得ることでしょうか?
本当に不勉強で申し訳ありませんが、皆様のお知恵を拝借できますと幸いです。

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