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実験用ラットのデータに用いる検定について トピック削除
No.12762-TOPIC - 2024/12/28 (土) 15:49:57 - ななし
どの検定が適切であるか悩んでおります。

餌A(control食)と餌B(特定の成分配合食)によるラット組織への影響の違いを比較するために、餌Aと餌Bを5週間または10週間飼育しました。(それぞれn=4でtotal16匹)

組織からRNA抽出を行ってPCRを行い、メッセージRNAレベルをそれぞれ測定しました。
このときに

@餌A(control食)を給餌した5週間と10週間のマウスの遺伝子発現量をそれぞれ1として、餌Bによる影響を調べるために5週間飼育と10週間飼育で別々にt検定を行う(5週間飼育と10週間飼育のデータをそれぞれ独立して扱う)

A餌A(control食)を給餌した5週間飼育マウスの遺伝子発現量を1として、その他の3群に対してTwo-way ANOVAで検定する

B餌A(control食)を給餌した5週間飼育マウスの遺伝子発現量を1として、その他の3群に対してTukey検定を行う

@では5、10週間飼育のctrl食マウスをそれぞれ遺伝子発現を1としていいかが難しく(測定した各遺伝子の発現量は5、10週間のCtrl食マウスでほとんど差は無い)
A、Bでは5週間ctrl食マウスの遺伝子発現を1として10週間ctrl食マウスの遺伝子発現を1としないで検定を行うこと自体が適切かどうか判断しかねています。


ぜひアドバイスいただけると嬉しいです。
 
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(無題) 削除/引用
No.12762-6 - 2024/12/29 (日) 14:39:04 - あの
同一個体を、5週と10週の二回測定している実験計画では無いということならば、
当方なら、まず二要因の分散分析します。 餌の効果と、5週対10週の違いの効果と、交互作用を含む、二要因の分散分析です。

その後に、Posthocでなんらかの検定します。どのPosthoc法が良いかは、書かれている情報だけでは何とも言えないですが、書籍やネットなどあちこちに参考情報はあります。

(無題) 削除/引用
No.12762-5 - 2024/12/29 (日) 13:29:00 - ななし
お二人とも、ご回答ありがとうございます。
qPCRの結果は大体ΔΔCt法で評価しているため測定値そのままで検定を行ったことがありませんでした。

Tukey検定を行う場合、たとえば一般的に餌Bによる影響で発現が誘導されると考えられる遺伝子の発現を確認した時に、5週Ctrlを1とした時に

5週Ctrl:1
5週餌B:10
10週Ctrl:1.1
10週餌B:3.5

(誤差範囲省略)

という結果を示したとします。この場合、10週同士で比較したら有意差がはっきり付くものが、Tukey検定にすると10週餌BとCtrlの間で有意差がつかなくなり、餌Bによる影響が正しく評価できないのではないかという懸念があります。これはやむを得ないのでしょうか。

また、おおさんが教えてくださったTtestの後の多重検定で補正するという方法については知らなかったので、詳しく調べてみます。

(無題) 削除/引用
No.12762-4 - 2024/12/29 (日) 08:22:32 - おお
>[Re:3] あのさんは書きました :
> どの群の測定値も、1になんてする必要がないです。
>
> 測定値そのものを使って解析すれば良いです。

Agree

(無題) 削除/引用
No.12762-3 - 2024/12/29 (日) 03:41:17 - あの
どの群の測定値も、1になんてする必要がないです。

測定値そのものを使って解析すれば良いです。

(無題) 削除/引用
No.12762-2 - 2024/12/28 (土) 17:01:20 - おお
>[Re:1] ななしさんは書きました :
> どの検定が適切であるか悩んでおります。
>
>
> @では5、10週間飼育のctrl食マウスをそれぞれ遺伝子発現を1としていいかが難しく(測定した各遺伝子の発現量は5、10週間のCtrl食マウスでほとんど差は無い)

5週コントロールを1で5週どうし、10週コントロールを1として10週どうしを比べた場合、「発現量は5、10週間のCtrl食マウスでほとんど差は無い」というのがデーターに現れない。査読とかその他発表で突っ込まれる可能性があると思う。

> A、Bでは5週間ctrl食マウスの遺伝子発現を1として10週間ctrl食マウスの遺伝子発現を1としないで検定を行うこと自体が適切かどうか判断しかねています。

適切でないかもしれないと思う理由はなんですか?

個人的にはBでやると思います。タイムコースに重きがあるならデーターポイントをもうちょっと取るかなと思うしそういう意識がある実験デザインならその餌を与える直前のデーターをとるだろうから、そう言う意識はないのかなと感じます。1Way Anova PostHoc Tukey検定ただ総当たりになるので、比較したいデーターをT TESTで検定して多重検定補正をかける(Bonferroni、Šidák、Holm's step-downなど)と言った事も選択肢だと思う。

実験用ラットのデータに用いる検定について 削除/引用
No.12762-1 - 2024/12/28 (土) 15:49:57 - ななし
どの検定が適切であるか悩んでおります。

餌A(control食)と餌B(特定の成分配合食)によるラット組織への影響の違いを比較するために、餌Aと餌Bを5週間または10週間飼育しました。(それぞれn=4でtotal16匹)

組織からRNA抽出を行ってPCRを行い、メッセージRNAレベルをそれぞれ測定しました。
このときに

@餌A(control食)を給餌した5週間と10週間のマウスの遺伝子発現量をそれぞれ1として、餌Bによる影響を調べるために5週間飼育と10週間飼育で別々にt検定を行う(5週間飼育と10週間飼育のデータをそれぞれ独立して扱う)

A餌A(control食)を給餌した5週間飼育マウスの遺伝子発現量を1として、その他の3群に対してTwo-way ANOVAで検定する

B餌A(control食)を給餌した5週間飼育マウスの遺伝子発現量を1として、その他の3群に対してTukey検定を行う

@では5、10週間飼育のctrl食マウスをそれぞれ遺伝子発現を1としていいかが難しく(測定した各遺伝子の発現量は5、10週間のCtrl食マウスでほとんど差は無い)
A、Bでは5週間ctrl食マウスの遺伝子発現を1として10週間ctrl食マウスの遺伝子発現を1としないで検定を行うこと自体が適切かどうか判断しかねています。


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