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免疫組織染色の結果の解釈に関する質問 トピック削除
No.1331-TOPIC - 2013/01/13 (日) 05:52:43 - maru
ある蛋白質に対する抗体による免疫組織染色で、同一組織の凍結切片とパラフィン切片(賦活化必要)で染色部位がやや違うような気がするものがあるのですが、こういうときはどっちがより真の姿を反映しているのでしょうか。
 
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No.1331-11 - 2013/01/18 (金) 23:56:34 - JIn
ネガコン、ポジコン、確かに必要ですね。

組織さんがおっしゃる通りで、
初めて購入した抗体など、その良し悪しから判断したい時は
それらを置くことは特に有効だと思います。

私はKOが手に入らない場合、という前提と、
質問者の方が抗体に関してはある程度使い慣れているもののような印象を私は受けましたので、
その他の手段についての可能性に言及した次第です。

基本に立ち返って、改めて、ポジコン、ネガコンを置いて比較してみると
意外な発見があるかもしれません。

(無題) 削除/引用
No.1331-10 - 2013/01/18 (金) 18:36:47 - 組織
ネガコンは必要ですが、免疫組織化学では必ずしも特異性を保証できないケースがあります。というのもあまり良くない抗体を使っていると、抗体由来の非特異が出得るからです。この場合はnormal IgGと比較して陽性と判断する危険性があります。この問題はネガコンとしてKO組織が手に入るなら解決できるかもしれません。

結局は他の方が言われているように、複数の実験方法(ポジコンとネガコン、切片の種類、検出系)で調べながら判断するしかないのだと思います。

(無題) 削除/引用
No.1331-9 - 2013/01/18 (金) 11:38:35 - Q
それぞれの切片で
ネガコンと比較した場合にちゃんとポジなのかという論議は?

(無題) 削除/引用
No.1331-8 - 2013/01/16 (水) 08:19:43 - 組織
複数の方法で確認すべきというのは同意します。DABと蛍光など複数の検出系を使ってみるのも良いかもしれません。

あとは抗原が市販されている場合や、明らかな陽性対照となる臓器がある場合は、抗原吸収試験という方法もあります。

(無題) 削除/引用
No.1331-7 - 2013/01/15 (火) 21:21:00 - JIn
凍結切片の方が抗原性の保持が優れてはいますが、
切片作成の手順で生じるアーチファクトには注意する必要があります。

凍結切片の方がよく染まっているようにみえる理由が、
抗原性が保持されているからではなく、アーチファクトで
なんとなく染まってるようにみえただけ、の可能性は否定できますか?
こういった要因は、連続切片を作成したり、浮遊法を用いることで、
ある程度は解決するかもしれません。

「この条件で染色したらこうなるという言い方」に最終的にはなります。
しかし何度も言うように、それを結論付けるまでに、
複数の方法、手段、角度から染色を試み、判断を下すべきです。

(無題) 削除/引用
No.1331-6 - 2013/01/15 (火) 08:56:08 - 組織
凍結切片の方が抗原性の保持が優れていると言う点はおっしゃるだと思います。パラフィン切片はprocessingの過程で有機溶媒に漬け込んだり、加熱したりするので、抗原性のロスは避けられません。その代わりに形態保持が良いという利点があります。

あとは固定の影響も大きいと思います。ホルマリンと有機溶媒系の固定液では染色態度が異なることはままあります。もし未固定凍結切片を使っているのなら、固定は両者を試しておいた方がいいでしょう。

また、パラフィン切片でもブアン系やPLP液で固定することで、ホルマリンよりも成績が良くなることがあります。

(無題) 削除/引用
No.1331-5 - 2013/01/14 (月) 23:21:50 - maru
ありがとうございます。いただいたアドバイスをもとによく考えました。パラフィン切片で賦活化した方が、染まりがわるいというか、かなり限局的にそまる傾向があります。凍結切片ではパラフィンで染まるようなところは染まり、加えてパラフィンでは染まらない(というか、少しは染まってますが主たる陽性部位ではない)ところもまた染まるとう感じです。抗原性の保持という点では凍結切片が優れていると思うので、やはり後者のほうが本当の姿かなともおもいました。この条件で染色したらこうなるといういいかたしかないかなとおもいました。

(無題) 削除/引用
No.1331-4 - 2013/01/14 (月) 21:13:48 - JIn
KOが簡単に手に入らない場合もありますから、

二重染色の際に、一般的なマーカーを複数試して、マージするか試したり
パラフィンや凍結切片ではなくとも、固定法や賦活法を変えてみたり、
さまざまな可能性を考慮して、それでも陽性であるのならば、
それが真の姿だと思います。

(無題) 削除/引用
No.1331-3 - 2013/01/14 (月) 20:46:35 - JIn
抗原性がいかに保たれているか、ということが重要なわけで、
凍結切片であれ、パラフィン切片であれ、
切片作製の過程や染色の過程で、抗原性が失活する手順が加われば、結果は変わります。

凍結切片で陽性、パラフィンで陰性の部分があるならば、
パラフィン切片作成の段階で、抗原性が消失してしまったのかもしれません。

真の姿とは何か、難しいですね。
なるべくシンプルな手順で染色をして、染まったものも真の姿ですし、
ありとあらゆる手段を講じた結果、染まったものも、また真の姿なわけですから。

モノによります。そして、色々やってみてください。

(無題) 削除/引用
No.1331-2 - 2013/01/13 (日) 07:13:43 - 免染屋
モノによります
とりあえずKOを染めてみてはいかがでしょうか

免疫組織染色の結果の解釈に関する質問 削除/引用
No.1331-1 - 2013/01/13 (日) 05:52:43 - maru
ある蛋白質に対する抗体による免疫組織染色で、同一組織の凍結切片とパラフィン切片(賦活化必要)で染色部位がやや違うような気がするものがあるのですが、こういうときはどっちがより真の姿を反映しているのでしょうか。

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