皆様、再度のコメントありがとうございます。
おおさん
リコンビナントのタンパクがニトロセルロース膜のウエスタンで検出できたところで安心してしまい、実はIPまでやってしまったんです。ところが培養上清のIPサンプルでは5-10kDa辺りにまったくシグナルが出ないため、急遽ウエスタンの改善を検討することになりました。細胞のライセートでは、20-100kDaに結構ノンスペバンドが見られるのに、15kDaより下にはoverexposureでもまったくバンドがないため、transferの問題ではないかと疑っています。細胞のライセートをtransferしたニトロセルロース膜ではポンソーも見てみましたが、15kDaより下ではスメアを引いた感じになってました。このサイズのタンパク自体が少ないのか、transferの問題なのか、ゲルの方を染めてないのではっきりしません。
KENさん
購入するなら、MilliporeのImmobilon PSQにしようと思っているのですが、隣のラボにGEのPVDF膜(0.45micro)を使っている人がいたので、Immobilonを買う前にこちらを拝借して試してみる事にしました。 リコンビナントのタンパク(あまりこういう用途では使いたくなかったのですが)の希釈系列を作り、サンプルのSDSを終濃度で1.5%に下げ、SDS-freeのゲルを使って流した上で、PVDF膜 2枚重ねでtransferしてみました(1.5mA/cm2、 45min、transfer bufferのメタノールは10%でSDS-free)。マーカーが結構2枚目の膜にもtransferされていて驚きました。今回はtransfer後のゲルも染めているので、明日には何が起きているか多少分かると思います。マーカーの抜け具合を見ると、Immobilon PSQを購入せざるを得ない感じです。
分泌あるいは細胞内タンパクの量については、mRNAを見る限り、そこそこはあると思っています。ウエスタンの予備実験で使ったリコンビナントのタンパクの方が多すぎた感じです。検出系の改善はバックグラウンドの増強との兼ね合いなので、PVDF膜を使った場合のバックグラウンドなど、もう少し試行錯誤した上で考えてみます。(というか、単にラボが金欠なので、新規の試薬の購入は最小限にしたいだけだったりもしますが。。。) |
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