数年前欧米に留学していたときにmacrogenを使用しました。PCR産物未精製のものを解読してもらっていましたが、価格は一般的な他業者の1/3以下でした。自前で工夫してシークエンスする価格より若干高い程度だという印象をお持ちました(希釈exo sapでPCR産物精製, 希釈big dye 10ul system、ミリポアの96穴スクリーン使い回し+sepadexG50膨潤ゲルで未反応ダイ除去)。業者であればpop7大容量ボトル使えるのでさらに割安ですね。
私は日本人なので日本の業者に頑張って欲しいです。ですが日本の業者は国内でしか通用しない割高価格を採用しているので普及しませんね。さらに国外を取り込無努力をしないのでますますコスト高ですね。ITを利用したシークエンス結果のやりとりも洗練されていません。国内業者がmacrogenに勝てないのは、DRAMや液晶テレビで負けたときとそっくりの構図です。これからは全ゲノムの時代ですが、米国の研究者はバンバン韓国に外注しているようですね。ライフサイエンス分野は数少ない成長分野なので、もっと野心的な企業経営者が日本から出てきて欲しいですね。技術や知識、まじめさでは日本人は素晴らしいですが、商売下手という側面が悔しいです。
ただの世間話です、すいません。 |
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