押し葉は乾燥品ですよね。
DNAの長期保存にそれなりに適した条件でしょう。
ただ、乾燥までの保存期間等によっては、押し葉になる前にDNAの分解が起きているかもしれません。
ホルマリンは消毒剤ではありますが、溶液中の寿命は長いほうではありません。
入れたコンテナは輸送用とのことで、滅菌処理はしてありませんよね。
乾燥させていないのであれば、菌やカビが増えていてもおかしくありませんが…
抽出したDNAが海藻由来であることを確認できないと、結果に問題が生じるかもしれません。
腐っていないにしても、ホルマリンから生じたギ酸によるDNAの加水分解が起きているかもしれません。
逆にホルマリン固定の甘い部分では、内在性のDNase等によりDNAが分解されているかもしれません。
湿った状態での保存ですので、ホルマリンや酵素とは別に、加水分解が起きているかもしれません。
押し葉が短時間で作られているのであれば、ホルマリン海水固定よりも押し葉のほうが、DNAの断片化や分解の程度は低い場合が多いと思います。 |
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