こういうのはあんまり良く分かんないけど、タグ付き人工蛋白質発現が無理っぽかったら、抗体作ってその超でかい蛋白質を精製して(トリプシンだけじゃあんまり小さくならないかもしれないから)2〜3種類くらいのプロテアーゼで取り敢えず小さい断片に切って適当な長さのペプチドにバラバラにして、最近出ている金属系のアフィニティー担体で精製してリン酸化ペプチドをエンリッチメントしてLC-MS/MSへgoでとりあえず普通にいけるんじゃね。たぶん成否の鍵はプロテアーゼ消化のとこかな。もとが大きいからたぶんペプチド断片があまり小さくならないかもしれない。それだと精製効率の低下とかマスの解析の能力が十分に発揮出来ないとかいった問題が起こるかもしれないから。複数のプロテアーゼを組み合わせるとか、事前に還元アルキルか&変性処理とか、ゲル内消化でなくて、溶液中で処理するとか一工夫必要かもね。プロテオミクスの専門家とよく相談したほうがいい。
自分で実験しなくなったボスが、pubmed &学会情報をたよりに分かんない事言うのはとりあえずどこでもデフォ。いちいち気にしてたら上手く行くものもいかなくなるので、適当にハイハイ返事しながら自分で論文書いて、とりあえずこんな感じでいきますのでって原稿渡して、あなたの考えに沿って自主的に進めればどうよ。ボスとか偉い人って、あなたが、すくなくともそのテーマと周辺関係に関しては自分よりもよく分かっているみたいだと気がつくとその後はあんまり口ださなくなるよ。
競争の激しい分野とかだと、研究の完成度やhigh impact よりもspeed (プライオリティー確保)の方を優先するのが戦略的にみてbetterな場面も多々あるからね。単純に上を目指して時間をかけて一生懸命がんばるというのがいいことかどうかは分からない。機械主導の翻訳後修飾の網羅的解析が流行ってるし、似たようなことがどっかのサプリメンタルデータとかにポッて出てきたら、そもそも論文化すること事態がかなり危うくなるし。 |
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